新潮選書<br> 二十世紀を動かした思想家たち

新潮選書
二十世紀を動かした思想家たち

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784106003837
  • NDC分類 002
  • Cコード C0310

内容説明

世界各地、各分野で多くの影響を与えた学者や知識人を選び、28名と対談をし、彼等の思想の真随を伝えようとした画期的な書。今世紀の動向と、21世紀を考える上で最良の手引。

目次

前章 生きている図書館
第1章 起源の神秘性をはぐ(カール・セーガン;ジェームズ・ラブロック)
第2章 秩序と混屯(イリヤ・プリゴジーン;ルネ・トム)
第3章 人間は偶然の所産(スティーヴン・J・・グールド;エドワード・O.ウィルソン;木村資生)
第4章 文化の相対性(クロード・レヴィ・ストロース;ノーム・チョムスキー;趙復三)
第5章 自由には保証がいる(ブルーノ・ベテルハイム;トマス・サス;マービン・ミンスキー)
第6章 終らぬ戦争(エルンスト・ノルテ;エドワード・テラー)
第7章 抵抗の精神(ミロヴァン・ジラス;ユーリー・アファナシエフ;中上健次)
第8章 自由主義的解決(フリードリッヒ・フォン・ハイエ;マレー・ロスバード)
第9章 新国富論(オクタビオ・パス;アシス・ナンディ;M.S.スワミナタン)
第10章 宗教に戻る人間(ルネ・ジラール;フロード・トレスモンタン)
第11章 永遠の真実(カール・ポッパー;ニルンスト・ゴンブリッチ;イザイア・バーリン)
エピローグ 世紀の不可思議

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

19
T町図書館で1度も借りられていない本。そんな。1989年初出。28の偉人登場。当時最高の物理学者はパキスタン回教徒アブドウ・サラム。生物学者(集団遺伝学75頁~)は木村資生(14頁上段)。(:以降はその人が言ったのではなく著者の言)ルネ・トム:科学は社会枠を超えず、常に社会政治的な行為(46頁上段)。レヴィ=ストロース:原始文明も先進文明もなく、同じ問題に対応する対応の違いだけがある(91頁下段)。文明人と未開人の対話(山田鋭夫『レギュラシオン理論』冒頭)を改めて想起した。2015/02/25

さとう

1
筆頭のカール・セーガンの次はラブロック。コンピュータにミンスキー、生物学の一人に木村資生、核開発者のエドワード・テラーもいれば精神科医を薮医者と学生に教えるトマス・サスと、今読み返すしても特盛りだ。分野は様々だが、研究や著作より、「思想」にスポットを当てている。流石に15年程前の本で、大半は故人のはず。泥酔した中上健次の、銀座を巡りながら語った、西欧人には信じられないようなインタビューの本質を実際の経験を交えて真実だと見抜いたのは鋭い2011/08/20

紅丸

0
二十世紀中に読めばよかった。。。ちと古いかね。。2022/10/08

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