内容説明
「老人と海」などの作品の中にさりげなく現れる猫。作家の人生を華やかに彩った美しい女たち―フロリダ半島の突端キーウエストを訪ね、ボストンのケネディ図書館の新資料を検討し、その文学と生涯に新しい光をあてる。
目次
プロローグ キー・ウエストへの旅
第１章 「母」の肖像
第２章 猫とは何者だ
第３章 猫は猫であり猫ではない
第４章 雨の中の猫
第５章 消えた猫
第６章 ヘミングウェイと〈宿命の女たち〉
エピローグ ケネディ図書館を訪ねて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mio
5
ヘミングウェイの作品に登場する猫や女性のメタファーが解説されており、面白く読んだ。積読と化している作品たちを読むのが楽しみになった。2022/12/16
