内容説明
ガンは、いつ薬で征服できるか。人類最大の悲願に応えるため、世界の生化学者や医学者はガンとは何かを問いつつ、さまざまな薬を開発してきた。その苦闘の跡を辿り、今日の抗ガン剤の実力と将来を探る。
目次
1 ナイトロジェン・マスタード
2 薬物療法の先駆者たち
3 吉田肉腫
4 化学療法の父エールリヒ
5 ナイトロミンの誕生
6 小児白血病への勝利
7 ウクライナの土の香り
8 マイトマイシンCとプレオマイシン
9 それは本当に効くのか
10 ウイルスならワクチンができる
11 もう1つの道「免疫療法」
12 新しい選択毒性を
13 エールリヒの手のひら