内容説明
人間はだれでも、身の回りに起こったできごとを、詳しく知りたいという欲求を持っている。人類の歴史において、それは長い間、噂という形で、口コミによって伝えられてきた。それが印刷されて大量に生産されることが可能になって、新聞というマスコミが誕生した。それはわずか400年の歴史しかないが、見方によっては知性が結集した内容の濃い人類の歩みである。
目次
第1章 起源と定義
第2章 あらゆるできごとを一緒に―1600~1695年
第3章 まじめで風刺的でこっけいで、面白い―1695~1776年
第4章 国家の警鐘―1776~1815年
第5章 言論・出版は自由である…―1815~1880年
第6章 センセーショナリズムの鬼―1880~1980年
エピローグ 1981年以後―あとがきに代えて