出版社内容情報
その店には、居場所のない人々が集まった。ささやかなぬくもりを求めて――。戦争の名残をとどめるウィーンで、孤児院で育った男が開いた小さなカフェ。市場で身を粉にして働く者、盛りをすぎたプロレスラーなどそれぞれ孤独を抱えた人々が、束の間の居場所を求めて集まる。ドイツ語圏のミリオンセラー『ある一生』の著者が描く、働くことと生きることのかすかな輝きが静かな感動を呼ぶ長篇小説。
【目次】
内容説明
孤児院で育ち、十五歳で学校を去ったローベルト・ジーモンは、自分の体ひとつでできる市場での日雇い仕事が好きだった。だが、ある日ジーモンは人生を前に進めたいという思いに駆られ、店主が行方不明となったカフェを借りることにする。名前もつけないまま始めたカフェは、わずかなメニューしか供さないものの繁盛し、さまざまな身の上の人々が集まるようになる。戦後の発展のなかで取り残されていく人々を、冷静な筆致で、愛情深く描く長篇小説。
著者等紹介
ゼーターラー,ローベルト[ゼーターラー,ローベルト] [Seethaler,Robert]
1966年ウィーン生まれ。俳優として数々の舞台や映像作品に出演後、2006年『ビーネとクルト』で作家デビュー。『キオスク』などで好評を博す。2014年刊行の『ある一生』は、ドイツ語圏で100万部を突破。2015年グリンメルズハウゼン賞を受賞。2016年国際ブッカー賞、2017年国際ダブリン文学賞の最終候補に。2018年刊行の『野原』は、「シュピーゲル」誌のベストセラーリスト1位を獲得、ラインガウ文学賞を受賞。名実ともにオーストリアを代表する作家の一人
浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位認定退学。2021年日本翻訳家協会賞翻訳特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アヴォカド
taro035212




