出版社内容情報
文豪シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか? ペストの悲劇を乗り越えた夫婦愛を描く英女性小説賞受賞の話題作。
内容説明
1580年代のイギリス、ストラトフォードに3人の子を持つ夫婦がいた。夫は舞台の仕事でロンドンに出たまま不在、子どもたちと義父母と同居する妻のアグネスは、鷹匠の技を持ち、薬草や民間医療に詳しく、不思議な能力を持った女性であった。ある日、娘のジュディスが高熱を出しペストに罹る。必死に看病するアグネスと双子の兄ハムネット。だがその努力も空しく…。わずかに残された史実から、シェイクスピアの妻を全く新しい姿で描き、イギリスで喝采を浴びた歴史小説。英女性小説賞、全米批評家協会賞受賞作。
著者等紹介
オファーレル,マギー[オファーレル,マギー] [O’Farrell,Maggie]
1972年、北アイルランド生まれ。ケンブリッジ大学卒業。2000年『アリスの眠り』(世界文化社)でデビューし、ベティ・トラスク賞を受賞。2005年『The Distance Between Us』でサマセット・モーム賞を、2010年『The Hand That First Held Mine』でコスタ賞を受賞。2017年には幾度にもわたる臨死体験などをつづったメモワール『I Am,I Am,I Am:Seventeen Brushes with Death』がベストセラーとなった。『ハムネット』は英女性小説賞と全米批評家協会賞、ドーキー文学賞を受賞し、映像化も決定している
小竹由美子[コタケユミコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
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キムチ27
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