新潮クレスト・ブックス<br> ウォーターダンサー

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新潮クレスト・ブックス
ウォーターダンサー

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  • サイズ B6判/ページ数 484p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901745
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

19世紀アメリカを舞台に、神秘的な力を持った黒人奴隷の半生を描く、全米図書賞作家による初長篇。80万部のベストセラー!

内容説明

19世紀中盤のアメリカ・ヴァージニア州。黒人奴隷ハイラムは、美しい踊り手でもある奴隷の母と、奴隷主である白人の父とのあいだに生まれた。並外れた記憶力と祖母から受け継いだ神秘的な能力をあわせもつハイラムは、恋人との逃亡に失敗するが、黒人奴隷を逃すネットワーク「地下鉄道」の活動家に見出される。やがて自身もその活動に身を投じ、多くの奴隷たちの物語に触れるうち、自らの力の源である、失われた母の記憶を取りもどしてゆく―。トニ・モリスンが「ボールドウィンの再来」と絶賛した、いまもっとも注目される全米図書賞作家によるデビュー長篇小説。壮大かつエキサイティングな物語。

著者等紹介

コーツ,タナハシ[コーツ,タナハシ] [Coates,Ta‐Nehisi]
1975年、メリーランド州ボルティモア生まれ。アフリカ系アメリカ人を代表するジャーナリスト。2015年、『世界と僕のあいだに』で全米図書賞を受賞。マッカーサー基金の「天才奨学金」を授与される。『ウォーターダンサー』が初の小説。現在は、妻、息子とともにニューヨーク市在住

上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年、東京生まれ。学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

54
悲痛で力強い叫び声によって、打ちのめされるような感覚すら味わった『世界と僕のあいだに』の著者による大作長編小説。驚くべき密度、洗練された筆運び、時折挟まれる美しい暗喩の数々、そしてもちろん読者を引き込む魅惑的で壮大な物語。なんとタナハシ・コーツは、初の創作によって小説家としても第一級の作家であることを証明してしまった。同じテーマを扱った現代の作家、ホワイトヘッドやエデュジアン等と比べると完全に独創的とまでは言えないが、水のように流れる冷然とした語りは長く心に残り続けるだろう。マジック・リアリズムの秀作。2021/10/01

なっく

30
この本の素晴らしさの10分の1も理解できなかった自分の知識の無さを嘆くばかり。アメリカの黒人奴隷制やその頃の歴史的背景についてほとんど知識無く読み始めたので、筋を追うのが精一杯だった。主人公の無念さ、諦め、抵抗、憎しみ、結束、そして何よりも力強さが見事に描き出されている。そしてこの問題は、まだ過去の出来事にはなっていない。2022/03/15

ケイトKATE

29
小説を読むことで、知らない歴史を知ることができる。私は歴史好きなので細かいことも知っているつもりでいたが、『ウォーターダンサー』を読んで知らない歴史がまだあった。アメリカの歴史において、黒人奴隷の存在と奴隷解放宣言によって黒人は自由になったという事実は知っていたが、それ以前に“地下鉄道”というネットワークを作って、奴隷支配から解放しようと活動していたことに驚いた。奴隷からの逃れることは、非常に困難なことだった。困難を克服するために、自由を求め続けること、考え続けることが必要である。2022/09/09

さく

25
読メ登録1900冊目。陣痛がきた時に産院に持って行った本。南部の奴隷を北部へ逃す「地下鉄道」で働く人たちのフィクション。主人公のハイラムには、特殊な力があった。何人もの奴隷を北部へ解放した伝説の女性と同じ、水と記憶を介して空間を移動できる力である。所有者が変わるだけでは自由になったことにはならない。本当の自由を得ようとするソフィアに、女性が自由を得ることの難しさを感じた。2022/04/16

24
19世紀半ばのアメリカ、ヴァージニア州。奴隷の母と奴隷主の白人の父のもとに産まれたハイラムは、自身もまた父の所有する奴隷となり、白人の兄の下で働いていた。ある日、兄とハイラムは川の中に落ちてしまい、ハイラムだけが生き残った。そしてハイラムは"導引"という不思議な力に目覚めた。奴隷制があったことは知っていたがその中身についてはよく知らなかった。だが、この小説に書いてある以上のことが奴隷制の下で行われていたのだと思うと、強い憤りを感じる。奴隷制が無くなった今も差別が残っていることが、その根深さを教えてくれる。2023/09/23

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