新潮クレスト・ブックス<br> 海と山のオムレツ

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新潮クレスト・ブックス
海と山のオムレツ

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  • サイズ B6変判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784105901684
  • NDC分類 973
  • Cコード C0397

出版社内容情報

食べることはその土地と生きてゆくこと。南イタリア、カラブリア州出身の作家が、絶品郷土料理と家族の記憶を綴る自伝的短篇集。

内容説明

食べることはその土地と生きてゆくこと。舌を燃やし、思い出を焼くつくすほど辛い唐辛子、庶民のキャビアと呼ばれるサルデッラに腸詰めサラミのンドゥイヤ、近海で獲れた鰯の塩漬け、シーラ山地で生産されるチーズやじゃが芋、自家製オリーヴオイルにワイン、スイカや無花果など季節を彩る果物…。南イタリア、カラブリア州出身の作家が、固有の言語と食文化を守ってきた郷土の絶品料理と、人生の節目ごとに刻まれた家族の記憶とを綴る、自伝的短篇小説集。

著者等紹介

アバーテ,カルミネ[アバーテ,カルミネ] [Abate,Carmine]
1954年、イタリア南部カラブリア州の小村カルフィッツィ生まれ。少数言語アルバレシュ語の話される環境で育ち、イタリア語は小学校で学ぶ。バーリ大学で教員免許を取得、ドイツ・ハンブルクでイタリア語教師となり、1984年にドイツ語で初めての短篇集を発表。その後、イタリア語で執筆した『円舞』(1991)で本格的に小説家としてデビュー。『帰郷の祭り』(2004)でカンピエッロ賞最終候補に。2012年、『風の丘』で第50回カンピエッロ賞受賞

関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。翻訳家。『月を見つけたチャウラ―ピランデッロ短篇集』で第一回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

522
読メTLで気になってずーっとずーっと読みたかったのを、帰国で手に入れたはいいが、もったいなくてやっと読んだ(笑)タイトル(原題は「婚礼の宴とその他の味覚」)も表紙画ももちろんイタリアのマンマの味を懐かしむ著者もすべてイイ。失礼を承知でいうなら、かつてむさぼるように読んだ『南仏プロヴァンスの12か月』のイタリア(とちょっとドイツ)版的な。我が家もオットが半分イタリアのヒトなので、トマトソースが彼が手作りする。食べることは生きること、を教えてくれる一冊。2024/03/20

buchipanda3

124
イタリア南部カラブリア出身である著者の半生を綴ったような物語集。目次をコースのメニューに準えた洒落っ気がいい。そして食べる幸せを家族や友人たちと分かち合うことの嬉しさに溢れた語りは読んでいて心地良かった。にんにくや唐辛子の効いた料理は食欲を誘いまくる。海と山のオムレツも食べてみたい。著者はアルバニア系移民を祖に持ち、当時の南部の暮らしの事情から父親はドイツへ出稼ぎに、自身も職のために故郷以外の地を幾つも踏む。望郷の思いと共に、他の食と地の経験は彼の人生を豊かにしたのだ。そんな人生の秘伝のレシピが印象深い。2020/11/13

seacalf

123
けしからん。実にけしからん位に美味しそうな料理の数々。作者の思い出に紐づけられて語られる郷土料理は家族や親しい者たちと共に食べるのだから最高の味に決まっている。海と山のオムレツ、アルベリアのシェフが采配を振るう宴料理、クリスマスの十三品のご馳走、カネデルリ、ああ、食べてみたい料理ばかり。読んでいるとお腹が空いてくるだけでなく、幸せのお裾分けを貰ったように笑みが顔中に広がる。誰にでも思い出の料理はあると思うが、作者は自身の披露宴のサプライズでその味にまた再会できたのだから彼の幸せを思うと羨ましいばかりだ。2021/01/10

けんとまん1007

120
食。その土地の風土があって、食がある。何を食べたかは、想い出となり、記憶に残る。そして、ふとした時に想い出す。そんな力が食にはある。家族への想い出にもつながる。2021/05/20

ままこ

108
南イタリア、ドイツ、北イタリア…複数の文化や伝統の出会いから生じた滋味溢れる美味しい料理。レシピ付きの描写が食欲をそそる。冒頭の祖母と過ごしたアリーチェ岬での思い出とラストがリンクして温かで幸せな余韻が残る。食を軸に紡がれる何気ない日常、生き方や情景が浮かび上がる味わい深いアルバニア系イタリア人作家の回想録。翻訳も読みやすかった。2021/05/21

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