新潮クレスト・ブックス<br> トリック

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  • サイズ B6変判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784105901578
  • NDC分類 943
  • Cコード C0397

内容説明

プラハの貧しいラビの家からサーカス団に飛び込み、ナチス政権下を生き抜いた老マジシャンと、ロサンジェルスの裕福なユダヤ人家庭に育ち、両親の離別に悩む少年。壊れた愛を魔法で取りもどしたい―夢見がちな少年の願いは、拗ね者のマジシャンの心をついに動かし、一族の命運を変えた戦時下の「奇跡」をも呼び覚ます。持ち込み原稿を断わられ続けること10年、スイスの名門ディオゲネス社から刊行されるや、たちまちベストセラーとなり、17ヵ国語に翻訳された話題のデビュー長篇。

著者等紹介

ベルクマン,エマヌエル[ベルクマン,エマヌエル] [Bergmann,Emanuel]
1972年、ドイツのザールブリュッケンのユダヤ人家庭に生まれる。ギムナジウム卒業後ロサンジェルスの大学で映画学とジャーナリズムを専攻。アメリカとドイツ両国の映画スタジオ、プロダクション、出版社などで働きながら執筆。10年後の2016年、デビュー長篇『トリック』を刊行。大ベストセラーとなる

浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。訳書多数。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
先日やはりドイツ人作家のコロナ下での若い女性の生きざまの作品を読んだのですがあまり印象に残らなかったのですが、この作品は愉しめました。20世紀初頭にプラハで生まれた奇術師となる人物と現代のアメリカで両親の離婚に悩む少年の物語が交互に描かれあるところで結びつきます。どちらかというと大人向きの作品なのでしょうが、子供が読んでもいいのではないかという気がしました。2024/12/01

ケイ

130
マジックで結ばれる老人と少年。老人が少年だった頃と少年の生きる今と、場面が行き来しながら進んでいく。絡むのは、ナチスと不貞による夫婦の不仲。タイトルに相応しく、トリックがいろんなものを結びつけてくれ、ハートウォーミングなのだけれど…。私は、息子にあんなことを言う母親も、父親を内緒にする母親も、同性として許せず、それがハードルとなって最初から感情移入出来ないまま読了。2019/06/24

ちゃちゃ

128
死の床に伏す稀代の奇術師ザバティーニが呟く。「生きていることが、それだけでもう、ひとつの祈りなんだ。」ナチス政権下のドイツでユダヤ人として生き延びることも。豊かな社会で孤独な心を抱えて眠ることも。こうして生きていること自体が奇跡なのかもしれない。平和な時代に残された惨たらしい戦争の傷跡。平穏な日常に潜む不穏。厳しい現実を前に私たちは何かを信じたくなる。たとえ不合理に思えても、そこに救いを求めたくなるのだ。時を超え国を越えたザバティーニの「永遠の愛の魔法」。それは真実の愛を呼び寄せる祈りなのかもしれない。2019/09/04

chiru

106
戦時下を生き抜いたユダヤ人奇術師と、現代っ子のユダヤ人少年が起こす奇跡の物語。物語の核は『ホロコースト』だけど、重苦しさはなくユーモアがあって、読み心地は楽しい。年の差を超えた友情の物語だと油断してたら、これまで隠れていた視点があらわれ、想像を上回る展開が待ち受ける。収容所へ向かう列車での出来事と、若き奇術師の存在理由が『トリック』という糸で1本につながり、世界を見違えるように塗りかえていくラストが圧巻です。過去の時代のレガシーであるホロコーストで起きた、奇跡と感動に圧倒されました。 ★42019/07/19

はる

97
とても良かったです。落ちぶれた老奇術師と、両親の離婚に心を痛めるナイーブな少年。ナチスの台頭する時代のドイツと現代のロサンゼルス。ふたつの時代の物語が世代を超えて次第に繋がっていく……。軽いタッチの現代パートに対して、ユダヤ人たちの迫害を描いた過去パートは重く哀しい。その対比が読者に時代の流れを感じさせる。クライマックスからラストにかけての展開はまさしく魔法。素晴らしい。2019/05/22

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