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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901523
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

15世紀イタリアに生きた画家と現代の英国に暮らす少女。二人の物語が時空を超えて響き合う。新鮮な驚きに満ちたコスタ賞受賞作。

アリ・スミス[アリ スミス]
著・文・その他

木原 善彦[キハラ ヨシヒコ]
翻訳

内容説明

15世紀イタリアに生きたルネサンスの画家と、母を失ったばかりの21世紀のイギリスの少女。二人の物語は時空を超えて響き合い、男と女、絵と下絵、事実と虚構の境界をも鮮やかに塗り替えていく。そして再読したとき、物語はまったく別の顔を見せる―。未だかつてない楽しさと驚きに満ちた長篇小説。コスタ賞、ベイリーズ賞、ゴールドスミス賞受賞作。

著者等紹介

スミス,アリ[スミス,アリ] [Smith,Ali]
1962年、スコットランド・インヴァネス生まれ。ケンブリッジ大学大学院で学んだ後、エディンバラの大学で教鞭を執るが、ケンブリッジに戻って執筆に専念。デビュー短篇集Free Love and Other Stories(1995)でサルティア文学新人賞を、長篇The Accidental(2005)でホイットブレッド賞を受賞。『両方になる』でゴールドスミス賞、コスタ賞、ベイリーズ賞を受賞した。現代イギリス文学を代表する作家の一人で、タイムズ文芸付録による2018年のアンケートThe best British and Irish novelists todayで1位に輝いた

木原善彦[キハラヨシヒコ]
1967年生まれ。大阪大学准教授。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

80
英国作家アリ・スミスの四季4部作の前作にあたる小説。1頁~160頁まで1つの物語があり、また違う物語が1頁~160頁まである通しノンブルなしの2編。共通するのは、同じ160頁で終わっていること、主人公が少女であること、絵画が合わせ鏡のように現れること。違うのは時代で、15世紀イタリアの男装画家、もう一方は21世紀イギリスの少女。第2編の現代を生きる少女の世界が、先の第1編の絵を通した壁の向こうの世界と両方になって、物語は完結する。→2024/06/23

南雲吾朗

73
一枚の絵から、あれほど膨大な物語を紡ぎだす作家というクリエイターは本当に凄い人達だと、改めて思う。 母を無くしてしまった少女、ルネッサンス時代の画家。それをつなぐ絵画。とにかく見事に融合しつつそれぞれの物語りをきちんと語っている。アリ・スミスの文書はいつも秋の枯葉を連想させる。この作品も凄く良かった。2020/08/22

ケイ

66
結局、両方になることはいい事なのか、どうなったのか2022/05/24

キムチ

65
表題から伏線の存在は想像していたが、ラストで述べられている「二項対立の無効化」の意味も意義も最後まで理解不能。ジョージ~伊 男装画家の章だけはフラスコ画の専門用語も含め楽しめた。原題の英 メンヘラ少女、Hとの交流のストーリーは共感湧かぬまま、眠気との闘い。実験的小説と銘打つだけあって挑戦している事を受け止められないのは個人の問題。1章「目」もう1章の「監視カメラ」で相対するモノのどちらに「なる」ことは可不可・・関心がないと読み込めない。観念で楽しむのが好みじゃない為、観念尽くしレヴューも共感不可だった。2020/08/07

ケロリーヌ@ベルばら同盟

60
企みと試みに充ちた、素晴らしい作品。15世紀のイタリアに生きた画家と、21世紀のイギリスで暮らす少女を、絵画が撚り合わせる。フレスコ画に用いる顔料の原材と来歴、塗り重ね混ぜ合わせ発色する色彩の神秘。衒学的な迄に、言語形式に拘る少女。(彼女の時制は、母が死ぬ前と死んだ後である。)下絵と完成画のように、遠近法のように、近寄り、また距離を置き、時間をかけて鑑賞するほどに浮かび上がる具象や隠喩のように、驚きと気づきが、心を揺らす。一度の通読では足りない。幾度も読み返し、比類ないこの物語の色彩を魂に染み込ませたい。2021/09/23

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