Crest books<br> ファミリー・ライフ

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Crest books
ファミリー・ライフ

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901431
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

インドからアメリカに渡り、ささやかな幸福を築いてきた移民一家の日常が、ある夏の水難事故で暗転する。フォリオ賞受賞の感動作。

内容説明

インドからアメリカに渡り、ささやかな幸福を築いてきた移民一家の日常が、ある夏のプールの事故で暗転する。意識が戻らない兄、介護の毎日に疲弊する両親、そして悲しみの中で成長していく弟。痛切な愛情と祈りにあふれる自伝的長篇。フォリオ賞、国際IMPACダブリン文学賞受賞作。

著者等紹介

シャルマ,アキール[シャルマ,アキール] [Sharma,Akhil]
1971年、インド・デリー生まれ。8歳で家族とともにニューヨークに移住、ニュージャージーで育つ。プリンストン大学でトニ・モリスン、ポール・オースター、ジョイス・キャロル・オーツらのもと創作を学ぶ。2000年発表のデビュー長篇An Obedient FatherでPEN/ヘミングウェイ賞受賞後、ハーヴァード大学ロースクールで学び、投資銀行に数年間勤務。その後創作活動に専念し、第二長編である『Family Life』でフォリオ賞(2015)および国際IMPACダブリン文学賞(2016)を受賞。ニューヨーク在住、ラトガーズ大学で教鞭を取る

小野正嗣[オノマサツグ]
1970年、大分県生まれ。小説家、仏語文学研究者。「水に埋もれる墓」で朝日新人文学賞、『にぎやかな湾に背負われた船』で三島由紀夫賞、『九年前の祈り』で芥川龍之介賞受賞。訳書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

140
インドからアメリカへ移住したミシュラ一家の生活模様が次男アジェの視点で語られる。話の大きな転換点は兄のプール事故であり、続く介護体験を通して自身や両親をはじめ取り巻く人々の脆さや傲慢さがまざまざと描き出されていく。とりわけアジェを苛む孤独や絶望、無力感や罪悪感などは著者の声そのものと言える迫真性。書く行為がいかに現実と向き合う支えになったかも綴られている。アジェも両親も祈り方は三者三様だが、幸福を重荷にしてしまうほどの切実な愛情を感じさせるもの。介護生活がもたらす人間の変質をリアルに映し出した自伝的作品。2021/07/08

Willie the Wildcat

75
物心両面での不安定さが、罪の意識と悲しみを深める。自分を見失い、自然自分を覆い隠すようになる。結果、居場所を見出せない悪循環。”静かに”もがき苦しむ中、読書を通した内なる気づきの件が印象的。目の前の現実と葛藤しながら、道を切り拓こうとする姿勢。一流大学を卒業し、一流企業就職などの”物理的”目標は達成。心の傷が治癒することはいかもしれないが、緩和はすることはできると信じたい。文字通り、一歩ずつ着実に前進。父親の行方不明も、根っこは同じという気がする。光は見えた!2018/06/19

アン

69
ある夏の兄の事故…。インドからアメリカに移住した家族に、突然降りかかった不幸な出来事を、弟が葛藤を抱えながら語っていきます。新しい生活への戸惑い、兄の介護を巡る家庭の事情、父母の言い争い等、問題は山積みですが所々にユーモアがあり、暗い憂鬱な気分に閉ざされる事はなく、兄を受け入れ、家族それぞれが辛い現実をどう対処していくのかと考えながらの読書でした。介護における家族の愛情を見つめた自伝的小説です。著者と境遇が近いという、訳者の小野正嗣氏のあとがきも心に残ります。 2019/02/02

SOHSA

66
《図書館本》なかなかに重く深い。自由の国アメリカはやはり全く自由ではなかった。移民の国でありながら、後続の移民には想像以上に厳しい世界だ。わずか3分の出来事が一家の未来を大きく変え、誰もその責を負ってくれる人はいない。信ずる神さえも。語り手はただそれを事実と運命として受け入れるほかはない。最後の最後まで語り手にもその家族にも救いは訪れない。最後の一行は語り手の自己嫌悪と未来への不安、僅かな希望を表している。どのような不幸が人を襲ったとしても永劫には続かない。やがて人は皆死にゆく。全ては時間が解決する。2018/09/03

キムチ27

58
母国インドを離れ、アメリカに渡った一家。僅か3分の衝撃が一家のその後に、永劫に続く運命の一撃を落とした。 少年の見た社会、そして変貌を遂げてしまった家族の情景を描いている。筆者の自叙伝ともいうべき内容だが、母国語ではない英語で書いたところにワンクッションがある為か、みずみずしさがあり、小野さんの訳と相まって清冽な印象の仕上がりになっている。そう言った状況に陥らないと解らないというのはよく言われることだが「移民」という選択肢もまさにそうであろう。インドではエリートであったろうプライドがくじかれたり、 2020/11/24

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