出版社内容情報
妹はどこへ消えたのか。それとも、妹などいなかったのか? 滑稽でいてひどく切実な、不安と恐怖。『遁走状態』に続く待望の短篇集。妹はどこへ消えたのか。それとも妹などいなかったのか? 『遁走状態』に続く最新短篇集。最愛の人を、目や耳を、記憶を、世界との結びつきを失い、戸惑い苦闘する人びとの姿。かすかな笑いののち、得体の知れない不安と恐怖が、読者の現実をも鮮やかに塗り替えていく――。滑稽でいて切実でもある、知覚と認識をめぐる25の物語。ジャンルを超えて現代アメリカ文学の最前線を更新する作家による、待望の第2短篇集。
ブライアン・エヴンソン[ブライアン エヴンソン]
柴田 元幸[シバタ モトユキ]
内容説明
最愛の人を、目や耳を、記憶を、世界との結びつきを失い、戸惑い苦闘する人びとの姿。奇妙な笑いののち、得体の知れない不安と恐怖が、読者の現実をも鮮やかに塗り替えていく―。ジャンルを超えて現代アメリカ文学の最前線に立つ作家による、滑稽でいて切実な、知覚と認識をめぐる25の物語。『遁走状態』に続く最新短篇集。
著者等紹介
エヴンソン,ブライアン[エヴンソン,ブライアン] [Evenson,Brian]
1966年アメリカ・アイオワ州生まれ。敬虔なモルモン教徒として育つ。モルモン教系のブリガム・ヤング大学で教職に就き、妻も信者だったが、94年に発表したデビュー作Altmann’s Tongueが冒涜的であるとして2001年に破門、離婚して職も失う。“Two Brothers”(98)、「マダー・タング」(07)、「ウインドアイ」(11)でO・ヘンリー賞を計3度受賞。現在、カリフォルニア芸術大学で教鞭を執る
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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