Crest books<br> 未成年

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未成年

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901226
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

輸血を拒む少年と、彼を救おうとする女性裁判官。運命や信仰をめぐる激しい葛藤と、恋にも似た思い。ブッカー賞作家による最新長篇。

輸血を拒む少年と、命を委ねられた女性裁判官。深い余韻を残す長篇小説。法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官の元に、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数か月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、特別な絆が生まれるが――。二つの人生の交わりを豊かに描きながら重い問いを投げかける傑作長篇。

内容説明

法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官のもとに、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数ヵ月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、やがて特別な絆が生まれるが―。二つの人生の交わりを豊かに描きながら、重い問いを投げかける傑作長篇。

著者等紹介

マキューアン,イアン[マキューアン,イアン] [McEwan,Ian]
1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、1976年に第一短篇集でサマセット・モーム賞を受賞。『アムステルダム』(1998)でブッカー賞受賞。『贖罪』(2001)は全米批評家協会賞など多数の賞を受賞、ジョー・ライト監督により映画化された。2011年、エルサレム賞受賞。現代イギリスを代表する作家のひとり。オクスフォード在住

村松潔[ムラマツキヨシ]
1946年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

142
輸血を拒む少年と 女性裁判官の物語である。 女性裁判官フィオーナの心理描写をベースに 物語は進む…エホバの証人を信仰する少年の ひたむきさが 哀切で哀しい。 宗教と法律という難しいテーマを 丹念に描いた…そんな作品だった。 2021/06/02

ケイ

134
原題は『Children Act』(少年法)。 18歳まであと2ヶ月の少年。受けなければ死につながる治療の決定権は誰にあるか。親か。本人か。その信条か。本人の意思は、本人の命は、本人の尊厳は、どれが優先されるべきか。そして、裁判官は、その判決を下したあとに、どこまでそこに関わるべきか。そして、子供を持たないこと、または持つことで意識は変わるのか。裁判官も人間であるが故に。様々な問題を投げかけてくるマキューアン。そもそも救うとはどういうことだろうか。愛おしい少年の身が心配で心配で…、夢中で字を追った。2020/12/20

どんぐり

98
信仰上の理由で輸血を拒否する両親と少年。初老の女性裁判官フィオーナが少年アダムの病床に赴き、答えを見出そうとする。詩を愛し、習い立てのバイオリンを奏でる若者の姿に、心を動かされたフィオーナが下した裁定は、「こどもは宗教のために死んだりすべきではない」というものだった。生命の危機を脱した後に両親が泣いている姿を見た若者は、自分に向ける愛情のほうが神や死後の生への信仰よりも強いのかもしれないと困惑し、フィオーナに自作の詩を書き送り、彼女の支えを求めようとする。裁判官の職業倫理でとった振る舞い、それは若者2016/11/19

しいたけ

81
信じる宗教の戒律により輸血を拒否する白血病の少年と、一刻を争う少年の命を審理することになった女性裁判官。少年は17歳と9か月。そしてもうすぐ60に手が届く裁判官。病室で習い始めたばかりのバイオリンを奏でる少年に未来への希望を見た裁判官が出した審判。聡明で自由を愛する少年の魂は、小さな池の水底で喘いでいたのだろう。初めて聞いた外の声。琴線に触れる言葉。あまりに透明な少年の危うさ、初めて自分の足で歩く覚束なさ、夢と現実の境界の曖昧さ、全てが悲劇へと滑り出す。この少年を前にすれば、加害者となることも致し方ない。2016/07/18

のぶ

70
非常に優れた文学作品だった。自らの夫婦関係に悩みを持つ女性判事フィオーナ。彼女のもとに持ち込まれた、宗教上の信仰で輸血を拒む少年への輸血許可の審判を求める案件が病院から持ち込まれる。いろんな問題を投げかけた作品だった。人の子である判事に、生死の判断を法の解釈で下せるのか?。宗教の教義ってなんだ?。本来、人の幸せのためにあるそれらのものの歯車は噛み合っているのか?。二つの問題に苦悩するフィオーナの下した判断に、人の感じるものはさまざまだろう。結論などない。それもまた文学。2016/03/21

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