出版社内容情報
古代遺跡の夢。ファシズムとの戦い。一族の秘密。イタリア最南端、風の強い丘に暮らす家族の四代にわたる物語。カンピエッロ賞受賞。
風の吹きすさぶ赤い丘に暮らす一家の、四代にわたる物語。カンピエッロ賞受賞作。イタリア半島最南端、赤い花の咲き乱れる丘に根を下ろして暮らすアルクーリ家の人々。ときに横暴な地主に、ファシズム政権に、悪質な開発業者に脅かされながらも、彼らは美しい丘での生活を誇り高く守り続ける。そしてその丘には、古代遺跡のロマンと一族の秘密が埋もれていた。権威あるイタリア・カンピエッロ賞受賞作。
内容説明
イタリア半島最南端、赤い花の咲き乱れる丘に根を下ろして暮らすアルクーリ家の人々。ときに横暴な地主に、ファシズム政権に、悪質な開発業者に脅かされながらも、彼らは風の吹きすさぶ丘での暮らしを誇り高く守り続ける。その丘には、古代遺跡のロマンと一族の秘密が埋もれていた―。イタリアの権威ある文学賞、カンピエッロ賞受賞作
著者等紹介
アバーテ,カルミネ[アバーテ,カルミネ] [Abate,Carmine]
1954年、イタリア南部カラブリア州の小村カルフィッツィに生まれる。少数言語アルバレシュ語の話される環境で育ち、イタリア語は小学校で学ぶ。バーリ大学で教員免許を取得、ドイツ・ハンブルクでイタリア語教師となり、1984年にドイツ語で初めての短篇集を発表した。その後、イタリア語で執筆した『サークルダンス』(1991)で本格的に小説家としてデビュー。『帰郷の祭り』(2004)でカンピエッロ賞最終候補となり、2012年に『風の丘』で第50回カンピエッロ賞を受賞した
関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。翻訳家。ルイジ・ピランデッロ『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第一回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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