Crest books<br> 善き女の愛

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善き女の愛

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  • サイズ B6判/ページ数 444p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901141
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

家族をめぐる誰にも覚えのある感覚をさえざえと描く一九九八年全米批評家協会賞受賞作。ノーベル賞作家マンローの記念碑的短篇集。

昨年度ノーベル文学賞に輝いたマンローの円熟期の傑作短篇集。独身の善良な訪問看護婦が元同級生に寄せる淡い思いと、死にゆくその妻。三者の心理的駆け引きをスリリングに描くO・ヘンリー賞受賞の表題作ほか、母と娘、夫と妻、嫁と小姑など、誰にも覚えのある家族間の出来事を見事なドラマとして描きだす、マンローの筆が冴える金字塔的短篇集。一九九八年度全米批評家協会賞受賞作。

内容説明

「短篇の巨匠」マンローが怖いほどリアルに描く人の営み。円熟期を代表する金字塔的作品集。ジラー賞受賞“カナダ最大の文学賞”。全米批評家協会賞受賞。O・ヘンリー賞受賞(表題作)。2013年ノーベル文学賞受賞。

著者等紹介

マンロー,アリス[マンロー,アリス] [Munro,Alice]
1931年、カナダ・オンタリオ州の田舎町に生まれる。書店経営を経て、68年、初の短篇集Dance of the Happy Shadesがカナダでもっとも権威ある「総督文学賞」を受賞。寡作ながら、三度の総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞、全米批評家協会賞ほか多くの賞を受賞。「短篇小説の女王」と賞され、2005年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。09年、国際ブッカー賞受賞。13年、カナダ初のノーベル文学賞受賞

小竹由美子[コタケユミコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

140
卓越した心理描写が印象的な短編集である。 著者の生い立ちが色濃く反映された作品集らしいが、心のすれ違いが 丹念に描かれる。 母と娘、夫と妻の微妙なズレが 静かに 描写されていく…女性の人生を じっくり描いた短編集だった。2021/04/15

藤月はな(灯れ松明の火)

106
腎臓病を患い、狷介さを増したクィンに嫌悪を抱きつつも介護している彼女の夫に惹かれるイーニド。しかし、彼女はとんでもない事を口走り・・・。一度、聞いてしまって得た不信は二度と消えない。全く、嫌な女だ。「ジャカルタ」の想い合っているのにタイミングが合わない二人のタイミングがあった瞬間が鮮やかだ。「コルテス島」のピカピカの新居を購入してからの不穏な予感も、父母の不和を今の家で散々、見て聞いてきた身としては嫌になるくらいお馴染みの感情で、同情と心配と一抹の苛立ちで心が騒ぐ。2017/10/12

metoo

68
輝かしい帯の本書、読了までに時間がかかった。本筋を追おうと大きな道を行こうとしても細かい分かれ道が際限なく用意され、本筋を追うことが難しい。しかし何度も何度も読み返せば、善き女でありたいと己を抑制し生きてきたイーニド、彼女の元同級生のルパート、そしてルパートの重病の妻クィンの行き詰まる人間模様に引き込まれた。偶然クィンの介護をすることになったイーニド。クィンの命の灯火が消えようとする中、驚愕の告白を聞き、イーニドの取った行動。深い余韻が続く作品。2015/12/03

りつこ

50
誰の心にも疑いや苛立ちはあって、追い詰められたり悪意をぶつけられたり恋愛の激情にのみこまれたときに、それらが明るみになる。自分でも信じられないような、眉をひそめられるような非常識な行動をとったことのない人なんていないだろうが、一時の気の迷いとして蓋をするのか、そちらを正として突き進むのか。マンローの小説は美しいだけではない人間の姿を描き出している。生きていくことは恐ろしいけれど失うだけではなく何かを手にすることもできる。暗い中にあるほのかな光を見せてくれるところが好きだ。2015/02/11

おさむ

41
「人生なるもの」を描き続けるマンローも5冊目です。人間も一皮剥げば、得体の知れない生き物であり、多様な感情が蠢いている事を教えてくれます。この本では、oヘンリー賞の表題作がピカイチ。人間のもつ悪意や予想もつかない行動、存在を感じさせるサスペンスタッチの心理小説ですね。徹底してディテールを書き込む事で人物を造形する力は相変わらず圧倒的。ただ、沢山の作品を読んでくると、重なってくる設定があるのもわかります。まあそりゃ「人間」だから限界はありますよね。2017/04/30

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