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出版社内容情報
「不死身の男」と「トラの嫁」。二つの奇妙な物語が、祖父の人生の謎を浮き彫りにする。オレンジ賞を受賞した驚異のデビュー長篇。
「不死身の男」と「トラの嫁」。二つの謎めいた物語が、祖父の人生を浮き彫りにする。自分は死なないと嘯き、賭けを挑む男。爆撃された動物園から逃げ出したトラと心を通わせた少女。紛争地帯で奮闘する若き女医は、二つの物語から亡き祖父の人生を辿っていく。戦争に打ちひしがれた人々の思いを綴る確かな筆致と、鮮やかな幻想性。弱冠25歳でオレンジ賞を受賞したセルビア系作家による、驚異のデビュー長篇。
内容説明
紛争の繰り返される土地で苦闘する若き女医のもとに、祖父が亡くなったという知らせが届く。やはり医師だった祖父は、病を隠して家を離れ、辺境の小さな町で人生を終えたのだという。祖父は何を求めて旅をしていたのか?答えを探す彼女の前に現れた二つの物語―自分は死なないと嘯き、祖父に賭けを挑んだ“不死身の男”の話、そして爆撃された動物園から抜け出したトラと心を通わせ、“トラの嫁”と呼ばれたろうあの少女の話。事実とも幻想ともつかない二つの物語は、語られることのなかった祖父の人生を浮き彫りにしていく―。史上最年少でオレンジ賞を受賞した若きセルビア系女性作家による、驚異のデビュー長篇。全米図書賞最終候補作。
著者等紹介
オブレヒト,テア[オブレヒト,テア][Obreht,T´ea]
1985年ベオグラード生まれ。92年、紛争の激化するユーゴスラビアを離れ、家族とともにキプロスに、やがてエジプトに渡る。97年にアメリカに移住。16歳で南カリフォルニア大学に入学、20歳でコーネル大学大学院の創作科に進む。ニューヨーカー、ゾエトロープ、ハーパーズ等の雑誌、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン等の新聞に短篇を寄稿。初の長篇となる『タイガーズ・ワイフ』は2011年のオレンジ賞を受賞(25歳での受賞は史上最年少)
藤井光[フジイヒカル]
1980年大阪生まれ。同志社大学文学部英文学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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