出版社内容情報
夏休みを過ごす少女から、暴虐を尽くすヴァイキングまで、多彩な声と視点で現代アメリカを浮き彫りにする全9篇。各紙誌絶賛、恐るべき新人による短篇集。
内容説明
夏休みを持てあます少女。認知症の父と過ごす中年男。移動遊園地に集う人々。暴虐の限りを尽くすヴァイキングの男たち―。多彩な視点と鮮烈な語りが、人々の静かな絶望、消えずに燃え残った願い、湧き出す暴力の気配を描き出す。アメリカン・ドリームなき21世紀のアメリカ人の姿とその内面を、絶妙の心理描写と独特のユーモアで浮き彫りにする全9篇。ニューヨーク・タイムズ紙、タイム誌ほか各紙誌が絶賛した驚異の新人によるデビュー短篇集。
著者等紹介
タワー,ウェルズ[タワー,ウェルズ][Tower,Wells]
1973年バンクーバー生まれ。ノース・カロライナに育つ。ウェスリアン大学で人類学と社会学を学んだ後、コロンビア大学創作科で修士号を取得。2002年に短篇「茶色い海岸」でパリス・レビュー新人賞を受賞。『奪い尽くされ、焼き尽くされ』はフランク・オコナー賞最終候補となり、ニューヨーク公共図書館ヤング・ライオン賞を受賞、9カ国語に翻訳された。現在、コロンビア大学で教鞭を執るかたわら、ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカー、マクスウィーニーズ、パリス・レビュー等に小説およびノンフィクションを寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
藤月はな(灯れ松明の火)
James Hayashi
かわうそ
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん