Crest books<br> 林檎の木の下で

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Crest books
林檎の木の下で

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105900588
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

17世紀、エジンバラの寒村に暮らしていた遠い祖先。やがて19世紀前半、一家三代でカナダへ―。無名の人々の、幸福と不幸が等分に降り注ぐ、ごくありふれた人生。暮らしの移ろい、愛と憎しみ、野望と失意を、当代きっての天才的筆捌きで描きだす。連綿とつらなるその血脈の果てに、マンロー自身の人生があり、同じくわたしたち自身の人生がある。三世紀の時を貫く芳醇な短篇小説集。ノーベル文学賞候補、「短篇の女王」マンローによる12の自伝的短篇。75歳の最新・最高傑作。

著者等紹介

マンロー,アリス[マンロー,アリス][Munro,Alice]
1931年、カナダ・オンタリオ州の田舎町に生まれる。書店経営を経て、68年、初の短篇集Dance of the Happy Shadesがカナダでもっとも権威ある「総督文学賞」を受賞。やがて国外でも注目を集め、ニューヨーカーに作品が掲載されるようになる。寡作ながら、三度の総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞、全米批評家協会賞ほか多くの賞を受賞。チェーホフの正統な後継者、「短篇小説の女王」と賞され、2005年には、タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

191
アリス・マンローの連作短篇。ただ、著者の一族の3世紀にわたる一代記が描かれているために、むしろ長編小説の感を呈するものである。エピローグを含めると11の短篇の集積からなるが、篇中でもっとも短篇小説として自立した輝きを持つのは「キャッスル・ロックからの眺め」だ。したがって、原書では、この物語集のタイトルを"The View from Castle Rock"としているが、本書は「わたし」の初恋が描かれる「林檎の木の下で」を採る。しかし、全編でもっとも躍動的なのは、やはりノヴァスコシアを眼前にした場面だろう。2014/09/17

遥かなる想い

139
三世紀にわたる著者自身の一族の物語である。 スコットランドから カナダに渡って 生きてきた 祖先の人生を 深く描く。 短編集が ゆるく 繋がり、祖先と 自分の生き様を描かれるが… ひどく狭い世界で 黙々と生きる人の 丹念な描写が 特徴なのだろうか?世代毎の 時代背景も 興味深い、そんな作品だった。2019/10/25

藤月はな(灯れ松明の火)

102
閉塞的なスコットランドから北米大陸へ渡った作者の祖先達。彼らを書くのに役に立ったのが残っていた手紙や日記達。中には赤裸々なものもあり、それがこの短編集に上っ面の綺麗さではない息吹を吹き込んだ。白眉は矢張り、「キャッスル・ロックからの眺め」だろう。船酔いの感覚やあてつけで結婚した相手に身を許さないのに唯一、紳士に接してくれた医師には身も心も許そうとする女の機微、子供がどうしても愛せない母親と嫌われているのに溺愛して束縛する叔母との対比が錯綜しているのにどこか、生々しい現実味を感じてしまう。2018/10/19

キムチ27

50
原題「キャッスルロックからの眺め」でほぼ言いたいことは語られている・とも思うが、分厚い一冊を(多少、忍耐と共に)読了し、始めてマンローの体を流れる血を彼女の口を通し伝えられていると実感。草原等種々の自然が背景に描かれているが圧倒的に強く実感するのは海。スコットランドから新大陸に渡っていく時の、祖父、父、息子、そしてその人々と濃く関わりを持った女性達の背後には波がある・・人生の波も。一つ一つは日常の細々した描写ながら丹念に編み上げられたモチーフを繋ぎ合わすと墓碑銘の後ろからメッセンジャーが~2017/07/08

おさむ

42
ノーベル文学賞作家、マンローの自伝的要素が色濃い短編集。スコットランドの移民に源流を持ち、カナダの農村で農業を営み、脈々と続いてきた一族。第1部の作品はやや毛色が違って戸惑うが、第2部は、いつものマンローのタッチが復活します。まさに半径5メートルの出来事を丹念に深く描く。私は勝手に「カナダの向田邦子」と名付けてますが笑、自らの感情を如何に的確な言葉で表現するか、という文学の命題の最適解を示してくれているのがこのマンローだと思います。2018/10/28

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