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Crest books
黄金の声の少女

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105900472
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

内容説明

幼くしてナチの将校を魅了し、長じては各界最高の男たちを虜にした「運命の女」イングリット・カーフェン。その半生を描く長篇ロマン。フランス最高の文学賞ゴンクール賞受賞のベストセラー。

著者等紹介

シュル,ジャン=ジャック[シュル,ジャンジャック][Schuhl,Jean‐Jacques]
1941年マルセイユ生まれのフランス人。1970年代に、『バラ色の粒子』と『テレックスNo.1』という前衛的な2つの小説を発表したのち文壇から離れていたが、2000年8月に出版された『黄金の声の少女』(原題:イングリット・カーフェン)で、フランス文学界の最高権威とされるゴンクール賞を受賞し、注目を集めた。ドイツ生まれの女優で歌手、イングリット・カーフェンの人生のパートナーでもあり、彼女の歌の作詞もしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

144
ドイツの一人の天才少女歌手 イングリットの物語である。 実在する歌手の物語には、実在するパリの大物たちのエピソードが 散りばめられており、 興味深い。ひどく前衛的な物語には、時に ついていけないが、かつての西欧風な 香りは感じる…だが 読後感は悪く、 ゴンクール賞を 受賞した 良さが 全く理解できなかったというのが 正直な感想だった。2019/08/31

hagen

5
戦の物語は、既存の枠を大きく逸脱して言葉による目まぐるしく展開するイメージの渦に巻き込まれていく。特に第三章からは、次第に時間軸の在処が希薄になりつつ、多種多様なイメージが入り乱れ、木っ端微塵になって浮遊する。都市、音楽、無数の人々、次第にスピードを増しながら・・。2019/05/17

やまはるか

3
読書メーターで悪評高い名作。観客席にいる女性を観察するうちその人の来歴まで空想しその上三人称で語られるから誰のことかも分からなくなって、読者はたびたび迷子になる。「道を迷わない最良の方法とは、どこを目指しているのかわからないままでいることだ」p316は読者へのメッセージとも読める。ある年代のアメリカ人ならケネディー暗殺のニュースを知った時、自分がどこに居たかいつまでも忘れないとある。それは日本人も同じだ。もう一つ、人類がはじめて月に降り立ったニュースも、自分が何をしていて何処のテレビで見たかも覚えている。2019/12/21

熊尾はなつ

2
あ〜〜〜〜やっと読み終わっ…た…。ちょっと疲れた。本人たちを知ってたらまた違うんだろうなあ。なんか不思議な小説だった。少女小説でもなく…歴史小説でもなく…幻想小説みたいな語り口で…。不思議。お医者さんの「役立たず?贅沢?そうだとしても、それが悪いことですか?」が良かった。心に残った。ポンポンが巡っていくとこが好き。2018/05/02

中玉ケビン砂糖

2
1943年の聖夜、北海沿岸。2014/04/15

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