内容説明
ロンドン下町育ちの優柔不断男アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きイスラム教徒サマード。似ても似つかないこの二人の友情を軸に、19世紀からミレニアムにいたる時空間を往還しつつ、カオスの都ロンドンを活写する。ディケンズ/ラシュディばりのストーリーテリングにインディーズの心意気。新世紀初の偉大な才能と称えられた、ジャマイカ系大型新人のデビュー長篇。ウィットブレッド賞処女長篇賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞受賞。
著者等紹介
スミス,ゼイディー[スミス,ゼイディー][Smith,Zadie]
1975年、多くの移民が暮らすロンドン北西部ウィルズデンに生まれる。父はイギリス人、母はジャマイカ人。ケンブリッジ在学中に書いた草稿が出版社の目にとまり、異例の版権争奪戦となる。2000年、デビュー長篇『ホワイト・ティース』発表。イギリスにつづき、アメリカでもたちまちベストセラーに。ウィットブレッド賞処女長篇小説賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞などを相次いで受賞。2000年最大の文学的収穫と称賛され、前評判にたがわぬ大型新人ぶりを証明した。現在、新作長篇を執筆中
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