Thomas Pynchon Complete Collec<br> 競売ナンバー49の叫び

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Thomas Pynchon Complete Collec
競売ナンバー49の叫び

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105372095
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

壮大な遺産を託された女の前に次々現れる謎の符号、奇妙な暗合――地下郵便網とは? 全米を揺るがす陰謀とは? 文学の巨人による最速の傑作長篇、新訳!

内容説明

ある夏の日に突然、かつての恋人から遺産のゆくえを託された若妻エディパは茫然と立ちすくむ。その男こそ、カリフォルニアきっての大富豪だったのだから―。調査に赴く女探偵の前に現れたのはハンサムな顧問弁護士に大量の切手コレクション、いたるところに記された暗号めいた文字列に郵便ラッパのマーク、そして、奇怪にして残酷、暗喩に満ちた古典劇。すべては歴史の裏に潜む巨大な闇を指し示していた…。だが謎は増え、手掛かりは喪われてゆく。果たしてエディパは間に合うのか?そして、彼女に真に託された遺産とは?絶え間ない逸脱と連発されるギャグの数々。にもかかわらず、天才作家は最速のスピードで読者を狂熱へと連れ去る。稠密にして底抜け、痛快にして精緻なる名作が、詳細なガイド「49の手引き」を付して新訳。

著者等紹介

ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス][Pynchon,Thomas]
25歳で出版した『V.』(1963)でウィリアム・フォークナー賞。複雑な謎解きゲームの要素を孕む『競売ナンバー49の叫び』(1966)によってポストモダニズム文学の代表者の一人と目され、超大作『重力の虹』(1973)ではカリスマ的な人気と共に、世界文学の革新的な導き手としての注目を得た。だがその後、初期短篇集『スロー・ラーナー』(1984)を刊行するも完全に沈黙。17年ぶりの『ヴァインランド』で軽やかにカムバックして以降は二篇の超大作『メイスン&ディクスン』(1997)と『逆光』(2006)によって円熟したピンチョン・ワールドを開示した。その文学的意匠の途方もなさによって、ノーベル文学賞候補の常連に名を連ねている

佐藤良明[サトウヨシアキ]
1950年生まれ。フリーランス研究者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文化・思想・ポピュラー音楽(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aster

74
難解とかそんなこと何一つ思わずに2日足らずで読めました。なんであんなに怯えていたのだろう、というかなんで読んだ人は皆脅したがるのだろう。じっくり読めば謎が謎を呼んで考えながらも面白いまま読めますよ。全部理解出来なかったって…今まで読んだ小説でもそんなことあったでしょうに。ピンチョンが読書家限定の評価しか存在しない作家なんてそんな風潮はやめにしましょう。個人的な話。カラマーゾフの兄弟という強烈な本の後に読んだにも関わらず相当面楽しめたので良かったです。敢えて単行本を選んだのも良かったです。装丁が良い。2020/05/07

NAO

60
ある日突然大富豪の元恋人の遺言執行人になっていたエディパ。素人探偵の彼女が、調査すればするほど謎は深まり、彼女は迷宮にはまりこんでいく。『V』と比べればはるかに読み易いが、作品の真意をつかもうとすると、難解で、自分にちゃんと理解できたとはあまり思えない。ただ、ある日突然わけのわからない世界に巻き込まれてしまったエディパの孤軍奮闘ぶりが痛ましくもたくましく、かなり感情移入して読んだ。2016/10/09

zirou1984

55
新訳で再読。訳文の違いはほぼ気にならず。ピンチョンお得意のギャグ成分が薄めなのもあり、登場人物こそ多くないものの情報の圧縮度は他の長編に比べてもかなり高め。歴史的史実や科学的用語を取り入れながら、それを同時に比喩としても機能させることで物語を推進させるそのパラノイア的手法に舌を巻き、一意な解釈を拒みながらも孤独の感傷を忍び込まれるその構成に感嘆させられるばかり。物語内で言及される画家レメディオス・バロは、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』旧版の表紙にも使われている(螺旋の運航)ことに気が付いて眩暈がした。2015/05/11

R

37
自分には早すぎた小説でした。理解が追いつかない。物語は、ひょんなことから資産家の資産を整理する立場となった女性が、そのひょんなことを調べていくうち、とてつもない大きな謎や陰謀めいたことに首をつっこんでいくかのようになっていくのだけども、描写と会話が独特で、うまく意味を捉えきれずに読み終えてしまった。郵便をめぐる大きな利権や、それが反政府というところに繋がったりと、筋だけなら凄い面白そうなのに、それを描いた本書の独特の言い回しに読解できなかった。残念。2019/01/14

川越読書旅団

35
トマス・ピンチョン (現代作家ガイド)を読んで早速同作品をチョイス。確かにとても興味深い作品。ただ、事前の予習なしではこの作品の理解と面白さを見出す事が出来たのかは疑問。再読と場合によっては原文で一読する必要もあり。2021/07/04

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