出版社内容情報
12年の時を経て、ふたたび沈黙が破られる。
新大陸に線を引け! ときは独立戦争直前、ふたりの天文学者がアメリカを測量すべく旅を始めた。のちに南部と北部を分けることとなる、史上名高い境界を定める珍道中のゆくえは――。世界文学の頂点に君臨し続ける天才作家の代表作が、名翻訳家の手によりついに邦訳。
内容説明
世は植民地時代。領地紛争解決のため、天文学者チャールズ・メイスンと測量士にしてアマチュア天文学者のジェレマイア・ディクスンは大地に境界を引くべく新大陸に派遣される。後世にその名を残す境界線、すなわち、のちにアメリカを南部と北部に分けることとなるメイスン‐ディクスン線を引くために―。アメリカの誕生を告げる測量道中膝栗毛の始まり始まり。驚愕と茫然が織りなす、飛躍に満ちた文学の冒険。ノーベル文学賞候補常連の世界的作家の新たな代表作が、名翻訳家の手によりついに邦訳。
著者等紹介
ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス][Pynchon,Thomas]
現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の天才作家。1937年5月18日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。16歳で名門コーネル大学に入学、応用物陶徳を専攻するも英文科に転じ、2年間の海軍生活ののち最優等で卒業。2年ほどのボーイング社勤務後は作品以外の消息を完全に絶つ。1963年、『V.』でデビュー、フォークナー賞を受賞する。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)でローゼンタール基金賞受賞。第3作『重力の虹』(1973)でアメリカ最大の文学賞である全米図書賞を受賞。以後、1984年に初期短篇集『スロー・ラーナー』を刊行した以外は実質17年間沈黙する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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兎乃
若布酒まちゃひこ/びんた
kazi
Ecriture
ぐうぐう