Thomas Pynchon Complete Collec<br> メイスン&ディクスン〈上〉

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Thomas Pynchon Complete Collec
メイスン&ディクスン〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105372026
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

12年の時を経て、ふたたび沈黙が破られる。

新大陸に線を引け! ときは独立戦争直前、ふたりの天文学者がアメリカを測量すべく旅を始めた。のちに南部と北部を分けることとなる、史上名高い境界を定める珍道中のゆくえは――。世界文学の頂点に君臨し続ける天才作家の代表作が、名翻訳家の手によりついに邦訳。

内容説明

世は植民地時代。領地紛争解決のため、天文学者チャールズ・メイスンと測量士にしてアマチュア天文学者のジェレマイア・ディクスンは大地に境界を引くべく新大陸に派遣される。後世にその名を残す境界線、すなわち、のちにアメリカを南部と北部に分けることとなるメイスン‐ディクスン線を引くために―。アメリカの誕生を告げる測量道中膝栗毛の始まり始まり。驚愕と茫然が織りなす、飛躍に満ちた文学の冒険。ノーベル文学賞候補常連の世界的作家の新たな代表作が、名翻訳家の手によりついに邦訳。

著者等紹介

ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス][Pynchon,Thomas]
現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の天才作家。1937年5月18日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。16歳で名門コーネル大学に入学、応用物陶徳を専攻するも英文科に転じ、2年間の海軍生活ののち最優等で卒業。2年ほどのボーイング社勤務後は作品以外の消息を完全に絶つ。1963年、『V.』でデビュー、フォークナー賞を受賞する。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)でローゼンタール基金賞受賞。第3作『重力の虹』(1973)でアメリカ最大の文学賞である全米図書賞を受賞。以後、1984年に初期短篇集『スロー・ラーナー』を刊行した以外は実質17年間沈黙する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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兎乃

36
アメリカ独立戦争直前。イギリス国王の勅許状、州境地帯の領有を主張するペンシルヴァニアとメリーランドの両植民地の境界を定めるよう、天文学者のメイソンと測量士のディクソンに依頼が舞い込む。史上名高い境界を定める珍道中。物語は二人が金星の太陽面通過観測で知り合うところから。さすがピンチョン、単純に史実を追うだけですむはずもなく。奇想・妄想の飛び込み・侵入、脱線につぐ脱線。おもしろすぎる登場者たち。この「線」はやがて南部奴隷州と北部自由州を隔てる境界線となり、南北戦争の舞台となる。上下巻の装丁が素晴らしい。 2013/06/10

若布酒まちゃひこ/びんた

28
再読。殺るか殺やれるかの読書。2016/12/16

kazi

18
再読!やっと折り返し地点。文学界のスーパーヘビー級、トマスピンチョンの新大陸冒険小説。いつもの事だが、何もかもが「過剰」な小説です。ページをめくるたびに登場人物が増える増える!登場人物たちが脱線に次ぐ脱線を繰り返し、なんの話だったかが見えなくなる。ボケっと読んでると今誰がどこで何してるんだっけ?って深い森の中に迷い込んでしまいます。ご用心!それでも、本作はピンチョンの著作の中では最もストレスなくスラスラ読めちゃう作品だと思ってますよ、私は。ラスト近辺で、ロマンチックなメカ鴨登場。待ってました!下巻に続く。2020/05/04

Ecriture

18
歴史を真贋入り交じるポスト・ノヴェルにのせて謳い上げ、視差の織り込まれた天の啓示を受けた測量線の複数性を描く。イギリス王立協会・東インド会社の影響下で、生きながらにして亡霊となったジェームズ、ケープの住人たちやインディアンを通して、現代へと続く大英帝国の夢を、未だ訪れたことのない(=地図化されたことのない)「可能性のはけ口」としてのアメリカの姿を浮かび上がらせる。パワーズの『囚人のジレンマ』を訳した柴田氏がピンチョンの中でもこの『メイスン~』を選んで訳したのは大いに頷ける話。2011/08/24

ぐうぐう

16
結果的に南北を分けることになる境界線を引くために、アメリカ大陸へとやってきたメイスンとディクスン、その歴史的事実も、ピンチョンに掛かれば、まるで煙草の煙で作られたメビウスの輪のように、読者をまさしく煙に巻く珍道中へと化けていく。メイスン同様、数々の奇天烈なエピソードに「ゲゲゲ!」と驚きながら、その驚きにすらも自信が持てないという倒錯。幾重にも張り巡らされたピンチョンの企みは、私達から読書の自信を奪っていくのだ。しかし、それでもなお、ページをめくる指がかろうじて止まらないのは、(つづく)2010/10/14

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