目次
色がわからない
白色という呪縛
白色からの脱却
外から飛んでくる光
色が見えた日
頭上の不思議なもの
振り切れた速度感の間で
複雑さの中で
光の届く先
暗い色の中で〔ほか〕
著者等紹介
菊地宏[キクチヒロシ]
1972東京生まれ。1996東京理科大学工学部第一部建築学科卒業。1998東京理科大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。妹島和世建築設計事務所、SANAA勤務(‐99)。2000ヘルツォーク&ド・ムーロン建築事務所勤務(スイス、バーゼル)(‐04)。2004菊地宏建築設計事務所設立。現在、武蔵野美術大学准教授。受賞:1996第5回JIA東京都学生卒業設計コンクール金賞。1998新建築住宅設計競技1等賞。2006東京建築士会住宅建築賞奨励賞「松原ハウス」。グッドデザイン賞2006「松原ハウス」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きこ
3
今の家は白い。なんでだよってつっこみたくなるぐらいに白い。まるで、他の色を拒否してるかのようで。なんでも合う「白」だけど、逆に1色だとかえってまわりの景観の色がそれに吸収されてしまうように見えるのはわたしだけだろうか。2017/05/23
なつ
2
菊地先生が白の呪縛に縛られていたということに多少の衝撃を受けた。考えてみればSANAAにいたわけだし当然なのか。色というものに対して、どういう姿勢で向かっているのかは御当人から直接伺える機会があったが、改めて文章として読むとまた違った見方ができる。対等な立場で書かれた文章なのだと思う。自分の世界観を少し拡張できた。2016/07/22
こじゅんの
1
あと風水の研究に没入されそうだな、と思った。でも驕らないというか、自分の体系を壊せてすごい人だ。2015/10/19
Sakurai Daisuke
0
この本を読んで建築で色はあんまり考えてこなかったなと感じた。 暗い空間と明るい空間があったら区切るという発想は面白いなと思いました。 インテリアの勉強をもっと進めたくなった2017/10/20