内容説明
長期にわたる低迷と空洞化にあえいでいた米国製造業の再生を可能にした大胆な改革とは「従業員への権限委譲＝エンパワーメント」だった。ポスト冷戦の激動社会を乗り越える原動力となった企業と従業員の斬新な協調システムの実態、成果と可能性を豊富な実例、資料を駆使して描く。規制緩和にさらされた日本の未来も示唆する。
目次
第１部 総論（アメリカ企業の新しいビジョン）
第２部 栄光の日々から苦難の時代へ（栄光の日々と伝統的な職場型労使協約；栄光の日々よさようなら；アメリカ経済失速の原因）
第３部 敵対的な職場から従業員参加へ（経営権と組合の要求するもの；従業員の経営参加の展開；経営参加は成功するのか）
第４部 企業盟約のビジョン（職場の共同管理から企業の共同管理へ；企業盟約；新しい時代の労使協約のための優しい環境の整備）
