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内容説明
政府の尾行や脅しの中で何百人もの中国人をクールに取材し、「天安門事件」を報道した若き北京支局長・クリストフ。自らの祖先のルーツを農村に見て貧しさに愕然とする中国系三世の妻・ウーダン。バターフィールド『中国人』を超える空前のスケールで描かれたパワフルなレポート。ピュリツアー賞受賞のNYタイムズ夫婦記者による変貌する中国人の実像。
目次
空飛ぶ鳩
どういう中国人なの、あなたは?
さまよう亡霊
赤い皇帝
王朝交代の原理
大地
腐敗国家
消えた赤ちゃんたち
沈黙の文化
自分だけの世界
目指すは金儲け
富の神
血と鉄
竜を手なずける
台湾オプション
来るべき王朝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
4
ふむ2024/04/20
nova
3
89年の天安門事件や、その前後5年間の中国政治経済の状況と洞察が語られた本。かなり読み応えあり。 為政者側の恐ろしいまでの暴力や腐敗、情報統制。また一方で比類なき経済発展を遂げる中国。 実情を考えると、この国の目指すべき着地点は、安易な民主主義ではなく「マーケット(市場)レーニン主義」ではないかと言う著者主張に納得。 本書発行は96年。その後26年が経った今、著者の洞察通り、現実化して来ているように思えました。 14章までは様々な事例紹介、15章からが本説という感じ。事例部分はちょっとくどいかな。 2022/09/19
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