内容説明
ニューハンプシャーの夏のある月夜、22歳のブレットは恋人と出かけた湖畔でマリファナとワインに悪酔いし、気がつくと恋人の刺殺体を目の前にしていた。ブレットの叔母にあたる弁護士キャロライン・マスターズは、殺人の罪に問われた姪の事件を手がけるため、23年ぶりに帰郷することになる。予審が開始され、次々と検察側の主張を論破していく一方で、昔の恋人や異母姉、元判事である父チャニングとの苦い再会と、家族たちへのある疑惑が彼女を待ち受けていた―。『罪の段階』『子供の眼』に登場した辣腕の女弁護士キャロラインをヒロインに据え、本格的な謎解きに一族の愛憎の物語を盛り込んだ、法廷サスペンス三部作の完結編。
著者等紹介
パタースン,リチャード・ノース[パタースン,リチャードノース][Patterson,Richard North]
1947年、カリフォルニア州バークレー生まれ。オハイオ州法務局、ワシントンD.C.の証券取引委員会を経て、アラバマ州で法律事務所に勤める。そのかたわらアラバマ大学の創作コースで学び、’79年に『ラスコの死角』でデビュー。アメリカ探偵作家クラブ最優秀処女長編賞を受賞する。『アウトサイド・マン』(’81)、『サイレント・スクリーン』(’85)と、弁護士業を続けながら作品を発表するが、’92年に発表した『罪の段階』が商業的な成功を収め、専業作家となる
東江一紀[アガリエカズキ]
1951年、長崎市生まれ。北海道大学卒業
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