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内容説明
英空軍のハイテク戦闘機・トーネード、イラク上空で行方不明―。一九九一年一月十七日、湾岸戦争のさなかに出撃した二人のパイロットは、乗機を撃墜され、ほどなくイラク軍の捕虜となった。肉体への拷問、神経を嬲る尋問、空腹、下痢…。自分たちは人間としての矜持を保ち続けられるだろうか。生きて帰国できる日は来るのだろうか…。人間の限界を生き抜いた男たちの、小説より奇なる体験記。
目次
噂
最後の晩餐
前線へ
攻撃訓練
湾岸のクリスマス
白昼爆撃
爆弾投下
敵の手に落ちて
姓名、階級、認識番号
尋問
空襲
自由まであと一歩
脱走委員会
生還
マスコミの嵐〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
29
Operation Desert Storm。未だ開戦当時のUS時代を思い出す。ジュネーブ条約などの国際協定も、戦時下の”現場”への徹底は不透明。尋問における心理戦。「命」以上に守る秘密は無かろう・・・。捕虜に心遣いを見せるイラク兵がいるのが唯一の救い。印象的なのが、進撃時の「身辺整理」。言われれば納得も、目の当たりにする現実に、世界の政治家・指導者に戦争の意義・意味の再考を願うのみ。家族との再会以上に、(解放後の)家族への電話の場面は心に響くなぁ。2015/02/10
鈴と空
0
2006年以前