内容説明
東京、トーキョー、TOKYO。魔法の呪文。たしかにこの街で愛しあった。イルミネーションの海が囁く、甘く切ない13のブルース。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神在月
2
奥さんは青木冨美子というジャーナリストでそういう縁もあって生粋のニューヨーカーである著者が、東京を舞台にした主にアメリカ人と日本人の出会いや別れを描いた13編の短編集。アメリカ人男性と日本人女性、あるいはその逆の恋の行方を乾いた文体で料理したものが多い。特に「八人目のサムライ」はニューヨークの下町の映画館で観た「七人の侍」に憧れたアメリカ人少年が志村喬になるべく日本文化や武士道を追い求めて日本人留学生の女の子と恋に落ちて日本にやってくるという話で、もともと黒澤フリークのオイラはものすごくニヤついてしまった2009/02/15
makorun
0
8月上旬のピートハミル氏ご逝去のニュースに触れ、20数年振りに本棚から取り出し、毎夜一遍ずつ読み返した。書かれた時代と今日の状況は大きく異なるものの、ハッピーエンドにならないストーリーを理解できるのは、若い時に出来なかったことかもしれない。2020/09/19
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