出版社内容情報
少年は何度も何度も成長し、愛しい人々と青春を駆け抜ける。1947年、ユダヤ系の家庭に生まれたアーチボルド・ファーガソンの、驚くべき仕掛けに満ちた成長物語。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50~70年代のアメリカを生きる若者の姿を、緻密で独創的な四重奏で描く。「この本を書くために一生待ち続けていたような気がする」というポール・オースターの、作家人生の総決算となる大長篇。
内容説明
1947年3月3日、ニュージャージー州ニューアークで家具・電化製品店を営む父スタンリーと、写真家のもとで働く母ローズとの間に、アーチボルド・ファーガソンは生まれた。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50~70年代アメリカの歴史的事件とともに、本や映画、スポーツやセックスなどに対する青春の情熱を、少年が大人へと成長してゆく姿を、ポール・オースターは驚くべき仕掛けに満ちた四重奏スタイルで描き出す。現代アメリカ文学を代表する作家による記念碑的超大作。
著者等紹介
オースター,ポール[オースター,ポール] [Auster,Paul]
1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。コロンビア大学で英文学と比較文学を専攻、大学院中退後にフランスに渡る。詩、評論、翻訳等を手がけたあと、1985年から1986年にかけての「ニューヨーク三部作」(『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』)で小説家として世界的に注目を集める。以後、現代アメリカ文学を代表する作家として活躍。2024年死去
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生まれ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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