出版社内容情報
生存のために進化した本能が、今や人類の存続を脅かしている。進化人類学者の警告。環境に適応する過程で得た形質が、環境の変化でマイナスに働く「進化不適応」。血縁を超える集団を形成することで生き延びてきた人類の本能(トライバリズム)は、集団の巨大化と排他性により差別を生み出す根源となっている。30万年前の人類からトランプ現象まで、最新の研究成果を駆使して「集団本能の病理」の克服に挑む。
【目次】
内容説明
敵か味方か。30万年前の人類から現代のトランプ現象まで。「集団の一員でありたい」という本能がいま、人類の存続を脅かしている―進化人類学者が最新の研究成果から「集団本能の病理」を克服する方法を示す。
目次
第一部 トライバリズムの科学(トライブ動因 トライバリズムとは何か。なぜそれが問題なのか;ミスマッチなトライバリズム 海に帰れないウミガメ;トライブの進化 トライブ、それが答えだ;トライブ行動 イーグルス対ラトラーズ;信頼のシグナル トライブが真実に勝るとき)
第二部 トライバリズムの実践(トライブのメリット 夢を叶えるには他者の存在が必要;友人とトライブを築く メタ・ファミリーを築くための(進化論的)ガイド
キャンプ構築(その一)二一世紀の(進化論的)キャンプ構築ガイド
キャンプ構築(その二)二一世紀の(建築学的)キャンプ構築ガイド
トライブ・ウイルス
トライバリズムの未来 トライバリズムが世界を救う)
著者等紹介
サムソン,デイヴィッド[サムソン,デイヴィッド] [R.Samson,David]
トロント大学ミシサガ校の進化人類学准教授、睡眠と人類進化研究所(SHEL)所長。インディアナ大学で博士号を取得し、デューク大学でポスドク研究員を務めた。人類の進化における主要な行動的・生理学的変遷を学際的に研究してきた。具体的には、睡眠と人類の進化の関連性を探り、様々な霊長類の睡眠データセットと睡眠構造を記録している。サムソンの研究は、タイム誌、ニューヨーク・タイムズ紙、スミソニアン、ナショナル・ジオグラフィック誌、BBC、CBC、NPRなど、世界中で取り上げられ、その成果は現代の医療、労働、ライフスタイルの問題に重要な示唆を与えている
赤根洋子[アカネヨウコ]
翻訳家。早稲田大学大学院修士課程修了(ドイツ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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