AI監獄ウイグル

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  • サイズ B6変判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105072612
  • NDC分類 316.822
  • Cコード C0036

出版社内容情報

顔と声を記録する「健康検査」、DNA採取、移動・購入履歴ハッキング、密告アプリ――米中テック企業による最悪の実験場を告発。

内容説明

米中テック企業が作った最悪の実験場―アメリカで生まれ、中国で完成したシステムが世界を「統治」する。世界がまだ知らない“ウイグル問題”の真相。

目次

中国の新たな征服地
国全体を監視装置に
ウイグル出身の賢い少女
中国テック企業の台頭
ディープ・ニューラル・ネットワーク
「中国を倒せ!」「共産党を倒せ!」
習近平主席の“非対称”の戦略
対テロ戦争のための諜報員
「政府はわたしたちを信用していない」
AIと監視装置の融合
このうえなく親切なガーさん
すべてを見通す眼
収監、強制収容所へ
強制収容者たちの日常
ビッグ・ブレイン
ここで死ぬかもしれない
心の牢獄
新しい冷戦
大いなる断絶
安全な場所など存在しない
パノプティコンを止めろ

著者等紹介

ケイン,ジェフリー[ケイン,ジェフリー] [Cain,Geoffrey]
アメリカ人の調査報道ジャーナリスト/テックライター。アジアと中東地域を取材し、エコノミスト誌、タイム誌、ウォール・ストリート・ジャーナル紙など多数の雑誌・新聞に寄稿。2020年発表のデビュー作SAMSUNG RISING:The Inside Story of the South Korean Giant That Set Out to Beat Apple and Conquer Tech(『サムスンの台頭』(未訳))はフィナンシャル・タイムズ紙とマッキンゼー社が主催するビジネス本大賞候補に選ばれた。現在はトルコ・イスタンブールに在住

濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

105
《テック企業と政府だけに任せておけないAI技術》(1)2016年、中国共産党が東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に設けた「職業技能教育訓練センター」から奇跡的に脱出しおおせたウイグル人女子学生からの聞き書きが中心を占めます。本書の異色なところは、同地からの他の少数民族亡命者の証言にも拠りながら、彼女が追い詰められ収容されるまでに至る背景に、新彊の少数民族一人一人の個人情報と挙動を顔認証システムなどの最新技術を用いて把握し監視し収容していく中国の意図があったのをあからさまにして行くことです。(1/4) 2022/12/25

読特

52
ウイグル本3冊目。体験談だけではなく、”弾圧”政策に至った経緯、AIというテクニカルな道具、米中サイバー戦争との絡みと扱う範囲が広い。否定される個人の感情、感覚、思考。目的はテロ防止にとどまらない。徹底した全体主義。その行きつく先は?あってはならないシナリオ…ウクライナ戦争の果てに追い詰められたロシアが中国の配下に。エネルギーと穀物という武器ももった巨大支配圏の誕生。緊縮を抜け出せず疲弊していく西側…あり得てしまうストーリー。”今だけ、金だけ、自分だけ”。新自由主義に導かれるもの。ウイグルは他人事ではない2022/10/25

けいご

49
少数民族をジェノサイドする為に実験的に中国で作られた監視カメラや顔認識技術、AI技術が徐々に世界に広まりつつある中で思う事は、機械も政治も使う人によって善にも悪にもなると言う事。今は中国国内監視カメラネットワークに過ぎない「スカイネット」がAIと連携し始めてたとして、そのAIに自我が芽生える日が来たとしたら、その時AIは今までの経緯を理解した上で「人類は必要か?不必要か?」と言う判断を下し始めるんじゃないだろうか。一つ言える事は、暴力で作り上げた未来には決して「平和」はない。そんな一冊です。2023/02/19

kan

38
ウイグル関連書籍や証言や報道を追っていれば目新しい部分はないが、米中IT企業のここ十数年の流れとの関連が分かりやすい。邦題のウイグルに焦点があるというよりは、原題の通り、テクノロジーを駆使した監視国家による社会統制の実情の告発。ウイグルのことは、ジェノサイド、同化政策など様々な呼び名で国内問題のような印象を与えがちだが、これは当局による社会実験のようにも思える。監視統制や暴力による民族浄化と洗脳や、技術を国内政治や対外軍事的経済的政策に用いる様子は、他国を経済的・社会的に支配する前触れのようで不気味だ。2022/08/21

緋莢

32
2017年8月から2020年9月まで、難民、技術労働者、研究者、学者など168人のウイグル人にインタビューし、 新疆ウイグル自治区や、強制収容所の実態について書くと同時に、どのように〝監視社会”が作られていったのかを書いています。ジョージ・オーウェル『一九八四年』について、<この作者は天才です。イギリス人の男性が70年前に、わたしの経験を予言する本を書いていたなんて 信じられません>そう語るのは、この本の主要人物であるウイグル人の女性・メイセム(勿論、仮名) (続く2022/04/07

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