その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105071714
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0098

出版社内容情報

有名映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性的虐待の数々。その事実を炙り出し、世界を動かした調査報道の軌跡を描く。

目次

第1章 最初の電話
第2章 ハリウッドの秘密
第3章 いかに被害者を黙らせるか
第4章 好意的な評判を手に入れる
第5章 会社ぐるみの犯罪
第6章 「ほかにだれがオンレコで話してる?」
第7章 「動きがあるだろうな」
第8章 浜辺のジレンマ
第9章 「DCに行くという約束はできない」
終章 集まり

著者等紹介

カンター,ジョディ[カンター,ジョディ] [Kantor,Jodi]
「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。職場問題、その中でも特に女性の待遇について重点をおくとともに、2度の大統領選挙の取材に従事。著書に『The Obamas』がある。ミーガン・トゥーイーと共にハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している

トゥーイー,ミーガン[トゥーイー,ミーガン] [Twohey,Megan]
「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。女性や子供の問題に焦点をあて、ロイターニュース記者時代の2014年にピュリッツァー賞調査報道部門の最終候補者になる。ジョディ・カンターと共にハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している

古屋美登里[フルヤミドリ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

88
ME TOO運動の発端となったハーヴェイ・ワインスタインによる長年に渡る女性への性的犯罪が如何にして暴かれたかを綴る。冒頭でも注意されたように余りにも愚劣なハーヴェイ・ワインスタインの所業に怒りで震える。立場を悪用して否定すれば、逃げ果せた気になるなよ…!そして司法は寧ろ、被害を受けた女性に泣き寝入りをさせるような制度である事、大企業ほど、不愉快な事実を隠したがる傾向、女性への性的な嫌がらせを個人間の問題として見るなど、社会が助長している現状も浮き彫りに。次の世代が涙を流さない為に変えようとする人々に敬礼2020/12/10

とよぽん

60
「ニューヨーク・タイムズ紙」の調査報道記者、2人の女性が成し遂げた「闘い」に心から拍手を。そして、苦悶の末に声を上げて性的虐待・性暴力を告発した被害女性たちにも。ワインスタインに関連する記述が7割ぐらいで、ハラハラする展開だった。その後のフォードさんの件に、とても繊細な感情や迷いや懸念に丁寧に対応する記者の人間性が伝わってきた。被害者の人権や心情に寄り添う記者・・・ジャーナリストの根幹だと思う。それにしても、あのトランプっていう人の女性観があまりにもひどいのに驚いた。2020/11/19

パトラッシュ

60
#MeToo運動のきっかけとなったハリウッド大物プロデューサーによるセクハラ事件追及を描いた調査報道の内幕だが、内容よりもハーヴェイ・ワインスタインの人物像が興味深い。金も地位も名誉も手に入れながら女に暴力を振るい、その度に弁護士を雇い口止め料を払いながら懲りずに繰り返す。過去の成功体験から自分のやりたい放題にできると信じて疑わず、時代が許さないことを理解できなかった。『壊れる男たち』(岩波新書)に描かれた身勝手勘違いオヤジと同レベルであり、権力者だけになお悪質だ。もう一人の身勝手男トランプはどうなるか。2020/11/08

ヘラジカ

53
世界を揺るがした一大ムーブメント「#MeToo運動」その発端になったハーヴェイ・ワインスタインを告発する記事は如何にして書かれたか。この本は、その経緯や内幕、ジャーナリスト/証言者とワインスタインの間にあった烈しい攻防を纏めあげたものである。途方もない権力と財力を併せ持った巨悪たる存在に、地道に徐々に迫っていく様は、これこそジャーナリズムと言う他ない。しかし、この出来事の主体は間違いなく「声をあげた女性」たちなのである(邦題は不適切)。男権社会の一角を突き崩した歴史的イベントとして大変興味深かった。2020/08/04

たまきら

37
手にしたら止まらなかった…。長きにわたる超大物プロデユーサーの後ろ暗い「噂」を、NYタイムズのチームが渾身の取材で告発するまでを描いたノンフィクションです。原著タイトル「She Said」に、長い間沈黙せざるを得なかった女性たちの苦しみを感じました。また、この取材には多くの誠実な男性たちの証言も重要なカギを握っており、ぜひ多くの男性にも読んでもらいたい内容です。著名なフェミニスト弁護士が必要悪とばかりに切る「示談」というカードが、逆に多くの女性を苦しめ、告発の壁になることにも悲しみを覚えました。2021/04/21

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