菊とポケモン―グローバル化する日本の文化力

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  • サイズ B6判/ページ数 403,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105062217
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0098

内容説明

もう、トヨタやソニーじゃない。世界が認めるMade in Japanは、日本(人)固有の想像に満ちたCool Japan。その「かっこいい日本」のさきがけとなったのは、ゴジラ、鉄腕アトム、パワーレンジャー、セーラームーン、たまごっち、それにポケットモンスターたち。気鋭の文化人類学者がその波瀾の航跡をたどり、変容する日米関係をも浮き彫りにする。

目次

第1章 魔法をかけられた商品
第2章 灰燼から立ち上がるサイボーグ―復興の時代
第3章 新世紀の日本―親密さのなかの疎外感 新世紀の親密さ
第4章 パワーレンジャー―国境を超えたスーパーヒーロー
第5章 セーラームーン―少女たちの華麗なアクションファンタジー
第6章 たまごっち―精霊となる人工装具
第7章 ポケットモンスター―ポケモンをゲットすることと資本主義とコミュニケーションをとること
第8章 「全部ゲットしちゃおう!」―米国(と世界)のポケモニゼーション

著者等紹介

アリスン,アン[アリスン,アン][Allison,Anne]
文化人類学者。デューク大学ロバート・O・コヘイン研究室教授。現代日本の日常生活における政治経済と想像的な夢想世界との相互関係を研究。上智大学で教鞭をとっていたことがあり、調査のために現在も頻繁に来日

実川元子[ジツカワモトコ]
翻訳家/ノンフィクションライター。兵庫県生まれ。上智大学外国語学部仏語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

151
アメリカの社会論あるいは文化論です。「菊と刀」からこの題名を日本で売れると思いつけたのでしょうが、原題は「Millennial MOnsters」ということでなぜポケモンやたまごっちなど日本発のB級玩具がもてはやされているのかを解明した本です。日本語の題名が少し、という感じはありますが内容的には結構面白い観点での分析だと思いました。2016/10/02

サイバーパンツ

19
日本のポップカルチャーはなぜ、他の文化の境界を越え得たのか?それを、アトムやゴジラなどの作品から日本文化に根付くテクノ-アニミズムを証明した上で、『パワーレンジャー』、『セーラームーン』、『たまごっち』、『ポケモン』など子供向けのプロパティをメインに扱って分析していく。ポストモダン時代が抱える「不安感」を『ポケモン』をはじめとした人間を超越した愛着の対象は埋めているために、それら日本のポップカルチャーは日米ともに爆発的人気に至ったということから、日本文化におけるテクノ-アニミズムの重要さを痛感した。2016/05/17

魚京童!

13
ポケモンという絵に意味を持たせていた時代は終わった。geminiという言葉に意味を持たせる時代がやってきた。きた、みた、かった。ほらみたことか。2026/01/24

きんぎょっち

12
タイトルが秀逸。著者本人はこの日本版タイトルにショックを受けたらしいが、キャッチーでとてもいい(笑) なにより、著者の考えの根本が「なぜ他国をアメリカナイズしてきたアメリカの支配力が、現代ではきかなくなってきたのか」であり、文化後進国である日本のアニメやゲームに自国の子どもたちが影響される事に強い不安を感じ、「アメリカの子どもたちが骨抜きにされてしまう」という危機感から本書を書いている点において、ルース・ベネディクトの「菊と刀」と同じゾーンの本だと思う。2018/04/15

13km

8
アメリカは日本のコンテンツを本国で扱うときには、利益のことしか考えていないということが強調されてるように書かれていたが、いざ日本のコンテンツが人気がでると日本文化が認められたわけではなく、コンテンツそのものの普遍性や自分たちのマーケティングで人気がでたと思いたがっているように感じた。日本のコンテンツのせいでアメリカの持つ価値観や文化など変わることを本気で恐れている人たちがいるのはインディアンを虐殺して文化侵略をしたことにたいしての負い目が無意識的にあるからなのか。2013/06/24

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