出版社内容情報
自らが愛好するチェスへの情熱と構成美を詰め込んだ傑作長篇、謎の視点人物の語りが驚きをもたらすハードボイルドな中篇を収録。至高のチェス小説、究極の視点人物。精緻で奇想的なナボコフ世界へ。自ら愛好するチェスへの情熱と構成美を詰め込み、不死鳥のように甦った偉大なロシア文学と賞賛された傑作長篇「ルージン・ディフェンス」。謎に満ちた視点の語りが驚きをもたらす、ハードボイルドな味わいの中篇「密偵」。1930年代、ナボコフ30代はじめに発表された革新的な傑作2篇を、初のロシア語原典訳で収録。
ウラジーミル・ナボコフ[ウラジーミル ナボコフ]
著・文・その他
杉本 一直[スギモト カズナオ]
翻訳
秋草 俊一郎[アキクサ シュンイチロウ]
翻訳
内容説明
至高のチェス小説、究極の視点人物。「不死鳥のように甦った偉大なロシア文学」と讃えられた長篇の、初のロシア語原典訳。
著者等紹介
ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル] [Nabokov,Vladimir]
1899年、サンクト・ペテルブルグで貴族の家に生まれる。1919年、ロシア革命により家族で西欧に亡命。ケンブリッジ大学卒業後、ベルリン、パリと移り住み、主にロシア語で執筆活動を続ける。1940年、アメリカに移住。ハーバード、コーネル大学などで教育、研究に携わる傍ら、英語でも創作活動を本格的に始める。1955年に英語で発表された『ロリータ』が大センセーションを巻き起こし、教師の職を辞す。1962年、スイスのモントルーに居を定め、1977年、78歳で死去
杉本一直[スギモトカズナオ]
1960年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程満期退学。愛知淑徳大学交流文化学部教授
秋草俊一郎[アキクサシュンイチロウ]
1979年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、日本大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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buchipanda3
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