感想・レビュー
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ニッポニテスは中州へ泳ぐ
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☆=2,5/5 アマゾンで検索しても出てこん…。 パウルクレーの造形論講義。まず上巻のみ読んだが、ヴォイニチ手稿並に理解しにくい図とキャプションの連打。「線状にのに葉脈は細かく分岐し続けて限界まで細くなるに及んで葉の面に溶けて広がる」「植物の、より広い空間を求める『飢え』が、枝の流れを広げていく原動力」「どんな線も外部からの運動を受けて微細に揺れてる=ビブラート」「3次元の螺旋は2次元に投影するとジグザグの波線になる」(大意)など、所々意味の拾えた箇所は興味深く読めた。2020/09/14