いま生きる「資本論」

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104752072
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

それは革命の書ではない。資本主義のカラクリを知り、得する人生を送る為の知恵の書だ。豊富な事例で明快に説く名講義完全採録。

「革命」は関係ナシ。いまのすべてが分かる、私たちが楽に生きるための『資本論』。私たちの社会はどんなカラクリで動いているのか。自分の立っている場所はどこなのか。それさえ分れば、無駄な努力をせず楽しい人生を送ることも可能だ。アベノミクス、ビットコイン、佐村河内騒動、など現在のトピックも、すべてこの一冊で読み解ける。知の技法を知り尽くした佐藤優が贈る抱腹と興奮の白熱講座。紙上完全再現!

内容説明

本書は、「『資本論』は革命の書ではない」と喝破する佐藤優の、世界の解体新書であり、人生の指南書である。爆笑と知的興奮に包まれた超人気講座「一からわかる『資本論』」の完全活字化!

目次

1 恋とフェチシズム
2 どうせ他人が食べるもの
3 カネはいくらでも欲しい
4 われわれは億万長者になれない
5 いまの価値観を脱ぎ捨てろ
6 直接的人間関係へ

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、05年執行猶予付き有罪判決を受ける。09年最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。06年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

319
今の社会を資本論の世界を読み解きながら解説した一冊。少し難しいが社会主義、共産主義者がどう考えていたのかがよくわかった。マルクスの人物像が印象的だった。2016/09/16

獺祭魚の食客@鯨鯢

51
 著者は国策により外務官僚の座を追われた知のラスプーチン。結果としては魑魅魍魎の跋扈する伏魔殿に居続けるよりよかったのではないでしょうか。  官僚としての栄達よりも菅原道真のように後世に名を残す方がはるかによいと思います。 「資本論」が古典である理由は多面的な読まれ方ができるからです。共産社会はヒトが共同作業を始めた時に存在し、文明社会となり余剰が生じたとき貧富の差、資本主義が芽生えました。  その後政治イデオロギーとして利用され未だに偏見が消えてはいないが、社会のあり方を哲学書としての価値は高い。  

壱萬参仟縁

46
佐藤先生は、パワポやレジュメなしで、録音のみ許可している(11頁)。 それだけ講義を契機に聴講者に考えてもらいたいのだろう。資本論を読む意味は、社会の内側にある論理を読み解くこと。人生を楽にし、得するため、と(13頁)。『太平記』、『愚管抄』を奨めておられる(16頁)。読んでみたい(読んだかも)。資本論を最初に邦訳したのは高畠素之氏(42頁)。国家は社会から吸い上げて生きているとしたのは、ウェーバーとレーニン(86頁~)。 2014/10/02

荒野の狼

41
池上彰との対談の「希望の資本論」の中で佐藤優は資本論は全3巻を読む意味を語っており、本書のウリが「全3巻の内容を駆け足で読み解き重要なポイントはおさえる」ということであったので購入。結論から言えば、「資本論」の内容についてはごくわずかしか触れられておらず、話がすぐ横道にそれる雑談(内容は飽きさせないが)。資本論の入門にはならない。2017/05/08

ビイーン

37
マルクスなんて既に終わった思想家じゃないか。そんな思い込みが強く「資本論」は全く無関心だった。「会社の為に一生懸命貢献しています」なんて幾ら主張しても能力がコモディティ化したら代替え可能な商品としてリストラされるのがオチだ。当たり前と思い込んでいた社会システムに疑問を持ち、自分の立ち位置を客観視する事が、つまり会社の非情な論理に振り回され精神的破綻にならない耐性になる。「資本論」を深く知りたい。2018/06/30

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