内容説明
政府としての立場を守らなければならない経済白書に対して、国際機関の視点から各国の政策の失敗例・成功例にもとづいて日本の政策を遠慮なく評価しているのがこのOECDレポートである。2003年版では、日本経済の見通し、構造改革の評価、成長への鍵としてネットワーク産業の改革、人材育成政策などを取り上げている。
目次
序章 評価と勧告
第1章 最近の動向―循環的な回復局面が持続的な成長につながるであろうか?(最近の傾向と作用している力:2000年の回復の再現?;見通しとリスク)
第2章 政策の枠組み―成果と変化する課題(政府の改革プログラムの概観;財政政策と公的部門の改革 ほか)
第3章 成長力の源泉を改善し、生活水準を引き上げる(生産性と成長の実績;より競争的な環境の推進)
第4章 成長のための人的資本、技術、部門別政策(ネットワーク部門における競争と価格低下の促進;高水準の人的資本の維持 ほか)
著者等紹介
大来洋一[オオキタヨウイチ]
政策研究大学院大学教授。1966年経済企画庁入庁、ハーバード大学留学、OECD日本政府代表部一等書記官、内国調査第一課長、調査局長、経済企画審議官等を経て、1998年より現職
飛田史和[ヒダフミカズ]
内閣府国際経済担当参事官。1979年経済企画庁入庁、ミシガン大学留学、OECD日本政府代表部一等書記官、筑波大学社会工学系助教授等を経て、2003年より現職
松多秀一[マツタシュウイチ]
OECD日本政府代表部一等書記官。1991年経済企画庁入庁、ミシガン大学留学、内閣府運営総括担当参事官付補佐等を経て、2001年より現職
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