出版社内容情報
自分のルーツが知りたくて、戸籍を調べ、父祖の地を訪ね、縁者の話を聞く。やがて「先祖探しは己を知ること」と気づいてゆく。じわり感動型ノンフィクション。
内容説明
自分って何者?ルーツ探しはこんなに面白い!じわり感動のノンフィクション。
目次
俺たち縄文人
ご近所の古代
爆発する家系図
もやもやする神様
ご先祖様はどちら様?
多すぎる「高橋」
たぎる血潮
家紋のお導き
とても遠い親戚
天皇家への道
またね、元気でね
著者等紹介
高橋秀実[タカハシヒデミネ]
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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勉強中本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
59
著者が自分の先祖をたどっていくというスタイルで話が進んでいった一冊。我が家も室町まで遡れるらしいとは叔父から聞いたことがあるが、最後までたどると皇室に行き着くのかなぁ?と思うと日本人みんな親戚に見えてくる不思議。2012/07/19
金吾
33
先祖を遡っていく話です。先祖がいるから自分は存在するので、どのような人たちだったのかは知りたくなるのはわかりました。ラストのおじいちゃん、おばあちゃんへの気持ちはホロリとしました。2024/04/23
青木 蓮友
19
読み終わって、微笑みながら「でしょ、やっぱり」と言ってしまいました。途中までは愉しそうで羨ましくも、その先にある明らかな暗雲というか、もやもやというか。わたしもこの分野に興味が無くもないので読んだわけですけれど、これであらためて「追いたい」と「ふんわりさせとこ」の間で大揺れでございます。そして、わたしは父方から継いだものが多い自覚でその父その父だけイメージしていたのが、いやこれとんでもなくバリエーションがあるぞと、どうすると。いっそ母の母とかやってみるかと思ったら、視界がパッと晴れてわくわくしてきました。2020/08/05
みこと
15
非常に興味深く面白かった。そっかぁ、両親ともにたどっていくと確かにご先祖様の数って天文学的な数字になるなぁと納得(笑)どこかで有名人と微かに繋がったり、あの人やこの人とも遠い親戚かもしれない。そう思うとまた世の中違って見えてくるよね。自分もちょっとご先祖様を辿りたくなりました。苗字が変わっていく母方を辿ると面白いかもしれないですね。意外な名前に辿り着くかも!?しかしこの人の文章はいいなぁ。偉そうなところがなくて愛嬌があって。とても読みやすくてオススメです(*^_^*)2013/07/03
ニャンリッチ
14
「先祖探しは思い出せない夢のようなものなのかもしれない」。今から150年後を生きる私の子孫は、私の人生の軌跡など知ったことではないだろう。それと同じで、私は150年前を生きた自らの先祖がどんな人なのかも、今となっては知らない、わからない。それでも、何とな〜くのシンパシーくらいなら感じることはできる。それでいいよ。/しかし、現在の時流の情報のクラウド化が拡大すると、遠い未来、私の人となりを私の子孫が調べ尽くせちゃうのかもな、怖い怖い……2017/01/07