豆腐道

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104719013
  • NDC分類 619.6
  • Cコード C0095

内容説明

川端康成が『古都』に織り込み、司馬遼太郎が「日本文化を食っている気がしてくる」と感嘆した森嘉の豆腐から、地域における食のあり方が見えてくる。豆腐をつくることに一意専心してきた名職人による食の文明論。

目次

プロローグ 嵯峨の湯豆腐
第1章 森嘉の歴史
第2章 豆腐屋の子
第3章 修業
第4章 豆腐屋が消えていく時代
第5章 豆腐は完成されたものか
第6章 大豆と地球環境
第7章 石臼の力
第8章 豆腐と水
エピローグ 「にがり」と「すまし粉」

著者等紹介

森井源一[モリイゲンイチ]
1948年、京都市生まれ。蜂ヶ岡中学校卒業の翌日から豆腐づくりに携わる。父進次(先代)の跡を継ぎ、現在、「森嘉」の五代目(嵯峨豆腐森嘉代表取締役)。2002年、京都府優秀技能者表彰(「現代の名工」)を受けた

一志治夫[イッシハルオ]
1956年生まれ。『狂気の左サイドバック』(小学館)で第一回小学館ノンフィクション大賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Mitsuhito Shiraha

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畏兄たる一矢治夫氏による聞き書き。 森嘉豆腐当主、森井源一氏は豆腐屋二代目。 京都豆腐ではおへんえ、嵯峨豆腐え。 つまり、作ったその日のうちに食べるのが豆腐、豆腐みちなのだ。従って京都ですら広域で嵯峨の周りで食べとくれやす、と。  そして豆に手を合わす、というフレーズ。 豆を拝むという意味ではない。どんな豆でも豆腐にするという意味。しかし二代目はその逆を行く。とことん大豆を選ぶ、水を選ぶ。地下鉄工事が京の水脈を断絶した、地球温暖化が大豆の生産地を北上させているなど食の原理主義を貫くのも今日至難であるのだ。2019/08/04

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