内容説明
黒沢明、手塚治虫、松本清張、松下幸之助、寺山修司、山口瞳、盛田昭夫、白洲次郎、円谷幸吉、一ノ瀬泰造、マッカーサー、そして車寅次郎―。戦後日本を代表する人物が送った手紙、送られた手紙を通じて、その人間像を浮き彫りにするとともに、それぞれの人々が活躍した時代を鮮やかに蘇らせる。手紙に語らせる人物論、手紙が語る戦後史。
目次
第1章 手紙が語る巨人たちの素顔
第2章 感謝の気持ち
第3章 人を動かす、心を動かす
第4章 近況報告
第5章 愛を伝える
第6章 ファンレター
第7章 「志」を込めて
第8章 最期の手紙
エピローグ 車寅次郎からの年賀状
著者等紹介
片山一弘[カタヤマカズヒロ]
読売新聞東京本社文化部日曜版担当。1964年生まれ。千葉県船橋市出身。87年一橋大学社会学部を卒業、読売新聞社に入社。甲府、浦和、所沢支局を経て91年図書編集部、93年週刊読売編集部(現ヨミウリウイークリー)。人物インタビュー、スポーツ、エンタテインメント、戦後社会史などを取材。2004年から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ロマンチッカーnao
12
連絡を伝えるにはメールで十分だし、実際に声を聞くには電話。今では、ツイッターもあるし、ラインもある。手紙で近況を伝えるなんてことはなくなった。むしろ、住所を教える怖さもある。しかし、それでも手紙には力がある。手紙といかなくともはがき一枚でも、ずっと、大きな力がある、それはなんなんだろう??手書きのみで伝わる人柄。その文字の整いかた、乱れからで、文面からは読み取れないその人の心模様を見ることもできるし、筆圧から身体や心の調子も読み取れる。2015/07/13
necoko19
0
★★★2010/06/12
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