神様がくれた涙

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神様がくれた涙

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104694037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1パーセントの希望を信じ、病いと闘い続けるヨットマン、自らの無力を呪うがんセンターの医師、そして不治の病に怯える天才サッカー少年。理不尽な病魔に翻弄され、絶望の底に沈んだ三人に新たな希望を与えたのは、小さな勇気と大きな嘘だった―。『天国で君に逢えたら』待望の続篇。

著者等紹介

飯島夏樹[イイジマナツキ]
1966年、東京都生まれ。日本人で唯一、8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウィンドサーファー。マウイ、グアムを拠点に世界大会を転戦、年間約20戦に出場。世界戦で数々の入賞経験を持ち、国内大会での優勝も数多い。また、グアムでマリンスポーツ会社を起業する一方、ウィンドサーフィン専門誌「Hi‐Wind」にエッセイを連載、ダイナミックな人柄を素直に記した文章が好評を博すなど、活動の幅を広げる。2002年5月、肝臓ガンと診断される。翌年3月、肝移植を受けるため、すべてを引き払ってグアムから日本に移住するも、セカンドオピニオンを求めた病院で「移植には適さない」と診断され、うつ病とパニック障害を併発。その後、二度の大手術と様々な治療を施したにもかかわらず、肝臓は悪化。04年6月、余命宣告を受け、「自分は生かされている」と体感し、偶然出逢った執筆に生き甲斐を見出した。その時綴った小説『天国で君に逢えたら』(新潮社)はベストセラーとなる。同年8月、慣れ親しんだハワイに家族で移住。「最期のときまで物書きを続けたい」と、ネット連載「今日も生かされてます」で精力的に執筆を続けていたが、05年2月28日23時50分、妻に見守られながら、天に召された。享年38。逝去後、発売された『ガンに生かされて』(新潮社)も大きな反響を呼んだ。サニーサイドアップ.所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

19
余命宣告を受けたことで自分の今までの人生の密度とこれからの人生の密度を考えながら書いていたのかもしれない。死の恐怖は本人だけじゃなく周りの看取る人間にも及ぶこと。仲間や家族との時間が自分のためだけじゃなくみんなのためでもあると伝えたかったのか。体験者だからこそ書けることがたくさん詰まっている。死は辛いこと切ないこと。だけどそれを上手に迎えることで家族の笑顔が戻るのを信じているような書き方だった。現在の飯島さん家族の笑顔がそこにあるのかもしれない。2011/05/10

tetsu

5
★4 がんセンターを舞台にした心暖まる話。『天国で君に逢えたら』の続編。作者は38歳で亡くなったプロウインドサーファーで、この作者を主人公にした映画もできている。2013/08/23

0kaeri

3
昨日、読み終えこうして感想を書くとひとつひとつが感動できるお話だと思います。自ら人のため動ける人はいないです。彼らは手を取り合いお互いを尊重することができる人間なのだと思いました。2012/02/08

エスティマ

2
ご自分が肝臓ガンを煩い、余命幾ばくもない中、読む人に生きる勇気を与えて笑えて泣けて、凄い本です。感動しました。2014/10/09

Happy

1
がんセンターでのさまざまな患者やその家族たちの心のうちが描かれていて自分ががんになった時の参考にもなった。作者のことはドラマか何かにもなりましたよね。自分の病と向き合いつつ、それを創作して小説にする。すごい精神力ですね。その優しさに心を奪われました。2017/07/25

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