内容説明
泊まること、それ自体が旅の目的になる。唯一無二の、居心地よい空間がある。東京、横浜、蒲郡、川奈、雲仙―“特別”な時間を過ごせる5つのホテル。完璧なオムレツのある朝ごはん、伝統の名物料理、人気No.1特製お菓子、物語を生んだカクテル―競演!
目次
第1章 リゾートのクラシックホテル(雲仙観光ホテル;蒲郡クラシックホテル;川奈ホテル;美しきランドスケープとともに刻まれる記憶)
第2章 都市のクラシックホテル(ホテルニューグランド;東京ステーションホテル;物語が始まる場所)
第3章 なぜ、日本のクラシックホテルは“特別”なのか
5つのクラシックホテル詳細データ
著者等紹介
山口由美[ヤマグチユミ]
1962年、神奈川県箱根町生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、論評など幅広い分野で執筆。2012年、『ユージン・スミス―水俣に捧げた写真家の1100日』で小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mamaboo
10
混みそうで連休は出かけたくない。人の少ないときにこんなホテルに行きたいなあ。2019/04/14
きゅー
8
箱根富士屋ホテルの創業家に育った著者が語るクラシックホテルの魅力。東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、川奈ホテル、雲仙観光ホテルの計5軒が紹介されている。昭和初期のクラシックホテルは外国人観光客のために建てられた。そのためベッドや椅子は馴染みのある西洋式、建物の意匠等はエキゾチックな和風という折衷スタイルになったそうだ。いま、こうしたクラシックホテルは日本人のノスタルジーを喚起するものとなっている。観光を楽しむのではなく、ホテルそのものを楽しむという贅沢が味わえるという。2020/08/14
hitotak
5
ここで紹介されているホテルの写真はどこも素晴らしく、じっくり眺めてしまった。実際に行ったことがあるのは川奈ホテルのみ。宿泊予約サイトなどを見ると写真写りの良すぎる温泉旅館やホテルは数多いが、川奈は写真と実物の差をほとんど感じず、建物も調度品も絵になるものばかりだったなあ、と思い出した。基本的にホテル側は宿泊客に対して細部のこだわり等に自慢げなアピールなどあまりしないので、客側が気づかずに帰る場合もあると思う。こういう本で予習してから泊まりに行くと更に楽しめるだろう。2019/06/14
kaz
1
2019年3月発行。これらのホテルは、現在のコロナ禍をどう耐えているのだろう。この本で紹介された5つに限らず、クラシックホテルなら多少高い料金を払ってでも泊まりたくなる。早くコロナが終息することを願いつつ。図書館の内容紹介は『泊まること、それ自体が旅の目的になる。唯一無二の、居心地よい空間がある-。大正、昭和初期に創業した東京・横浜・蒲郡・川奈・雲仙の5つのクラシックホテルの魅力を豊富な写真と共に紹介。データ:2019年2月現在』。 2021/02/20
まむー
0
スペックよりストーリー 平方メートルではなく立法メートル 「無駄」にみえるゆとり2025/01/18
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- 和書
- 犬 徳間文庫




