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中曽根康弘が語る戦後日本外交

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  • サイズ A5判/ページ数 663p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104687022
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

安保条約、核武装論、沖縄返還と密約、対米中韓外交――。常に外交の現場に居合わせ、重大な決断をしてきた政治家人生を振り返る。

常に外交の現場に居合わせ、重大な決断を下した人生を振り返り、将来の日本の指針を示す。終戦後、青年政治家として抗した吉田茂の対米依存外交。閣僚や党幹部の立場で取り組んだ日米安保条約、沖縄返還、石油危機。そして、首相期に築いた史上最強の対米・中・韓関係とソ連崩壊――。戦後外交の流れを全て知る大政治家が、気鋭の研究者七名とのインタビューを通し、首脳間で交わされた激論や外交交渉の裏側を語り尽くす。

内容説明

戦後外交の流れを全て知る大政治家が、気鋭の研究者七名とのインタビューを通し、首脳間で交わされた激論の真相や外交交渉の裏側を語り尽くす。

目次

第1部 首相就任まで(培われた外交意識;終戦直後と吉田外交;革新的保守主義 ほか)
第2部 首相期(ダイレクト電話で始動した中曽根外交;ロン・ヤス関係の構築;ウィリアムズバーグ・サミット ほか)
第3部 首相退任後と外交概観(首相退任後の日本外交;二一世紀の新潮流;外交と人生)

著者等紹介

中曽根康弘[ナカソネヤスヒロ]
1918年群馬県生まれ。東大法学部卒業後、内務省入省。海軍主計少佐、警視庁監察官等を経て、47年衆議院議員に(~2003年)。59年科学技術庁長官、67年運輸大臣、70年防衛庁長官、72年通産大臣、80年行政管理庁長官等を歴任し、82年内閣総理大臣に(~87年)。公益財団法人世界平和研究所会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

8
2012年発行の中曽根康弘への外交主体の29回インタビューをまとめた新潮社書籍。聞き手は中島琢磨・龍谷大准教授ら7名。右翼的イメージも強かったが少なくとも外交に関しては至極真っ当な考え方で或る意味驚かされた。即ち日米関係は基軸とするが中国、韓国、ロシア、東南アジア、南アジア、中東等、広い関係性構築を日本国として自主的に行なってくというもので納得・同意できた。首相就任を想定しての戦略的な長期間準備活動、出来ることと無理なこと現実をきちんと見据えていること、外務省以外の複数チャンネルの活用には感心させられた。2021/11/29

seki

7
元首相のオーラルヒストリー。自慢話のような発言やわざと惚けているのではないかというところも多かったが、さすがは「戦後」が色濃く残る時代から米ソ冷戦の中、長く政権をやっていた元首相だけあって、言葉の一つ一つや考え方は、厚み、深みがあり、そして何より、時代の先を読んでいた。首相時代の評価は賛否あると思うが、戦後政治の総決算のような役割を果たしたのは間違いないと思う。101歳で亡くなられた。この訃報は日本の政治家には珍しく、世界へ発信されたという。それだけ影響力のあった人。もう一度読み返したい一冊である。2019/09/04

Studies

3
戦後の日本外交を知る上で貴重であり、オーラルヒストリーとしても優れている。2015/09/13

おおきなかぶ

2
政治家らしい政治家。サミット前にはアジアの首脳に意見を聞き、サミット後にも報告を行う。周辺国にも配慮が行き届いた姿勢は、流石です。2018/09/04

SuzieQ

2
政治家たるもの、「理念、政治」に関する著作を残す、或いは誰かが著述することは、自らの評価を後世に問う意味でも必要なことと思う。 しかし、そのような本が、読み応えがあるレベルで存在するのは、中曽根元首相が最後ではないのか、という気がしてならない。 ツイッターで一言二言書くのが精一杯の昨今の政治家、ブログが取材源のマスコミ、選挙に行く気がハナから無く、それがどのような未来を招くか想像などしたこともする気もない国民、と揃い踏みの日本。いい国なのかどうなのかももはやわからなくなった。2014/10/04

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