内容説明
祖父・斎藤茂吉、父・北杜夫。文学者の家庭に生まれ育ったお嬢様が、何の因果か精力剤をを売るハメに!自称「窓際OL」のハチャメチャな会社生活と斎藤家のこころ温まる思い出を綴った待望の1冊。
目次
「精力剤」を売る女
OL「夜」のナイショ話
会社はテンヤワンヤ
仔マンボウの冒険
類は友を呼ぶ
どくとるマンボウ一家騒動記
父娘爆笑対談 北杜夫vs.斎藤由香「楽しきかな、おまけの人生」
ちいさな心の風景
斎藤家三代、失われた日記
著者等紹介
斎藤由香[サイトウユカ]
成城大学文芸学部国文科卒。祖父は歌人・斎藤茂吉、父は作家・北杜夫。サントリー株式会社の窓際OL。広報部を経て、風邪もひかず、健康だけが取り得ということで、現在、健康食品事業部勤務
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こもれび読書録
3
2002年から3年間位、週刊新潮に連載されたコラムを纏めた窓際OL3部作。出世とは無縁のヒラ社員の窓際OLと著者は仰るが、そこは北杜夫を父に、斎藤茂吉を祖父にもつお嬢様である。故にここまで書かせてもらえるのかもしれない。実名で登場する人物とのエピソードや、行きつけのお店等、窓際ヒラ社員とはとうてい思えない内容です。現在ならNGの昭和のアルアルで気分転換してくださいね。P.B2023/10/28
トモコ
2
会社の内情が面白かった。こんなに自由な会社、楽しいだろうなー。でも生活や交友関係の話を読むと、やっぱりお嬢様なんだなと思う。でも、、躁鬱病のこととか軽い笑いのタッチで書いてるけど、相当壮絶だったんだろう。だから逆に元来の育ちの良さや人の良さが感じられるエッセイだったと思う。あと、他の方の感想にもあるけど、この方、絶対窓際なんかじゃないだろう。2018/08/26
くまさん
2
わかるわかると笑いながら読めた。にしても作者の周りには話の種に事欠かないというのが不思議だな2014/04/30
あかつき号
2
まさかの同年代。彼女は、結局パパママ大好きなんだろうな~。同年代の東京はこんな感じだったのか。OLよりも後半の家族の思い出の方が筆もスムーズに思う。しかし茂吉夫人、素敵な方だわ。しかも私と同じ誕生日!私ももっとはっちゃけていいのか(笑)2013/08/29
ちっち
1
市立図書館2018/08/22