出版社内容情報
童謡「ぞうさん」の詩人は画家でもあった! 50歳代の作品から自選した35点に加え、100歳になって再び日記のように描き始めた連作と、抽象画に対する熱い想いを語った言葉を収録。
内容説明
50歳代に集中して描いた抽象画作品から100歳の目で自選した35点と、99歳から再び描き始めた1000点を超える作品から170点を紹介。
目次
1961‐1964(51歳‐55歳)自選画帖
自選画帖自作を語る
まどさんの日々(撮影・木原千佳)
抽象画を描くことのまわりで
2009‐2010(99歳‐100歳)100歳の画帖
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
1909年11月16日、山口県徳山町(現・周南市)に生まれる。本名は石田道雄。9歳からは家族とともに台湾で暮らした。24歳のときにまど・みちおのペンネームで投稿した詩で北原白秋にみとめられる。終戦後日本に帰り、神奈川県川崎市に居を構えた。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得ただけでなく、数多くの詩を書き、1994年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kimi
20
こんなにすてきな本に出会えるなんて。。。また、たからものが増えました。まどさんの宇宙。すてきです。2015/04/05
魚京童!
15
描くときはもう夢中です。 きりがないからこそ、 描くんだと思いますね。2014/03/09
おはなし会 芽ぶっく
11
まど・みちおさんは詩人だとばかり思いましたが、画家でもあったんですね。あぁ、分かる!というものもあれば、これは?と思うものもあり、素人の私には計り知れないものがありましたが(;^_^A 100歳でも創作活動をされていたバイタリティー、意欲に年齢は関係ないですね。2021/04/30
123456789wanko
7
まどみちおさんって、もう100歳超えてたんだ!以前からずっと描いているという抽象画は、比較的暗目のものが多く別の一面を見た気がします。最近描かれた絵のほうが明るい色使いが多いのも興味深いです。2013/06/05
Bridge
5
まど・みちおさんは、画家でもあったと初めて知った。それも抽象画!90代で描いていた絵の数々が、ポップでおもしろい。一方で50代の頃の絵は、少し暗いものが多く、そのことが意外だった。まどさんの多面性を知ることができる一冊。2015/01/23