裁判官が日本を滅ぼす

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104605019
  • NDC分類 327.124
  • Cコード C0095

内容説明

裁判官が間違いだらけ?そんなバカな!相場主義、良心の欠落、無罪病、傲岸不遜、常識の欠如。不可解な裁判の数々の実例を詳細に描く傑作ノンフィクション。

目次

小野悦男を解き放った無罪病裁判長の責任
「痴漢はあったのか、なかったのか」―同じ証拠で逆の結論
犯人が消えてなくなった仰天判決
裁判上の真実は「本当の真実」とは無関係
医師も絶句する「医療裁判」の呆れた実態
元検事も激怒した金融裁判のデタラメ
無期懲役の殺人犯がなぜまた無期懲役なのか
遺族を怒鳴り上げる傲慢裁判長
法廷で不正を奨励するエリート裁判官
少年法の守護神となったコンピューター裁判官
光市母子殺人被害者「本村洋氏」の闘い
障害者をリンチで殺した少年は「感受性豊か」
“言論取締官”と化した非常識裁判官たち
「言論の自由」を政治化に売り渡した最高裁
裁判官教育の失敗と教訓

著者等紹介

門田隆将[カドタリュウショウ]
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。ジャーナリスト。雑誌メディアを中心に、政治・経済・司法・事件・歴史などの幅広いジャンルで執筆多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

73
司法試験合格者の中でも秀でた人たちが裁判官になっているのは知っていましたが、司法試験は人間性を評価するものではく、マニュアルどおり考え判断できる能力を審査するものだから、優秀な成績で合格した人たちに裁判官として真実を追求したり正義とは何かについて真摯に向き合う力があるかどうかは別なんでしょう。常識のない傲慢で不遜な裁判官ばかりではないでしょうが、その傾向が強いことは何となく想像できます。 2014/10/21

GASHOW

7
裁判官が人間である以上、エリート扱いをされると自分を特別な人間と思う。試験勉強で社会に触れていないので、世の中のことをしらないのも仕方ない。自分よりも先輩の判決に従わないと評価が下がるので、結果ありきになる。法律を書いたのは、昔の人間で、それを神が与えたもののように扱う。日本を滅ぼさないように役に立たない仕組みなのは明らかだ。裁判では救われない。2017/02/13

ウミノアメ

4
 非常識な判例を元に、エリートたる裁判官は世間知らず、無知、非常識と叩きまくった本。 刊行が約20年前とちょっと古い本であるが、裁判官の体質は今も変わらないし、その批判は、至極、的を得ている。 前例踏襲の出来レース裁判や、要件事実教育などなど、書かれている内容は現実的にその通りだなと納得するが、政治家などの記事を巡るプライバシー関連の名誉毀損関係訴訟への批判は、かなり執拗で、少し辟易する。2023/07/11

めっかち

4
 読んでて不快極まりない。勿論、著者の文章が悪いのではない。日本の「エリート」裁判官たちが、どれほど無茶苦茶なことをしているかを突きつけられて、義憤に駆られない人はいないだろう。繰り返す。本当に読んでて胸糞悪い。こんな理不尽が我が国でまかり通ることに愕然とする。読むのには、体力が必要だが、是非読まれたい。いや、目をそらしては行けないと思う。2020/05/10

鉄人28号

4
☆☆☆☆ 再読。裁判官への門は大変狭い。従って、裁判官は頭脳明晰であることは間違いないが、人格が優れているとは言えないようである。隔絶された社会で純粋培養されたが故に、常識を欠き、法律を字面だけでしか読むことができない裁判官が多い。要件事実のみを基準とし、諸事情は切り捨てて判断する。まさしく「法律機械」である。そのため、法廷で示される正義と国民が求める正義との間には大きな乖離がある。当事者として法廷に臨んでそのことを痛感した人々の活動によって、裁判員制度や被害者参加制度が導入された。 2016/02/19

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