フィッシュストーリー

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104596027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「なあ、この曲はちゃんと誰かに届いてるのかよ?」売れないロックバンドが最後のレコーディングで叫んだ声が時空を越えて奇蹟を起こす。デビュー第一短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの饗宴。

著者等紹介

伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。’95年東北大学法学部卒業。’96年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作となる。2000年『オーデュボンの祈り』で、第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。’03年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を、’04年「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れいぽ

148
英語のサブタイトル「a story」が絶妙だなぁ。「ある物語」でもいいし「ひとつの物語」でもいいし。伊坂作品の、あんな人こんな人が出てきてあちこちで事件に巻き込まれていきます。他作品とのリンク箇所を探すのも楽しいですねーw黒澤さんが出てくる作品は安定感がありますね^^2010/08/24

くろり - しろくろりちよ

130
登場人物がいろいろな物語で繋がっているから、刊行順に読めばより楽しめたんだろうな、と。水中と漂っているような、不思議な雰囲気の短編集。動物園のエンジン、ポテチの偶然と必然、空白を歌いきったロックバンドのフィッシュストーリー…。個人的にはポテチが一番好きだったのは、二人の関係がほんわり甘くくて人間関係が複雑で塩辛くて、まさに「ポテチ」にすとんと来たから。2011/07/09

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

103
ダントツで「フィッシュストーリー」が好き!!あの場面に超グッときた・・・!!!やっぱり、ロックはいいな☆ロックバンドの人間臭さが堪らなく好き♪売れなくても、かっこいいもんは、かっこいいのさ!胸張って言える、「私はHemenwayが大好きだ~!!彼らの音楽とIsaacの歌声を愛してる♥♥」2015/06/15

ゆみねこ

95
4編の短編。表題のフィッシュストーリーが良かったです。時空を超えた奇蹟、こんなつながりって、あったら素敵ですよね。ポテチも良かった。今村の母がとても魅力的、こんなお母さん良いですね~!2014/09/26

まゆちん

90
黒澤さんが出てると聞いて読んでみた。短編4作品を収録。個人的には「ポテチ」がグッと来たが、表題作はやはり秀逸。売れないロックバンドが最後のレコーディングで渾身の思いを空白のフレーズに託し、それが時代を超えて数々の奇跡を起こしていく、伊坂さんらしい作品。「ポテチ」は黒澤さんの弟子・今村くんの話。黒澤さんのようにキレはないが、イイ奴で泣けてくる。一気読みでした。2015/01/03

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