ケンブリッジの贈り物

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104591015
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

オックスフォード大学在学8年目の春、25歳の私はケンブリッジ大学に就職した―生活費のために職を探したら、なんとケンブリッジ大学モードリン・カレッジの講師に採用決定!が、男女共学になったのがケンブリッジで最も遅い’88年、ホールでのディナーは今だにガウン着用のうえ蝋燭の下という、いかにもケンブリッジきっての堅物カレッジらしきモードリン。生粋のオックソーニアンにして現代っ子の、ドクター・カワカミの前途は?…童顔で小柄な日本人学者が、持ち前の機知と度胸と学問への愛をもってのびやかに体験した、5年間のケンブリッジ教員ライフ。

目次

オックスフォードからケンブリッジへ
モードリン・カレッジの新米教師に
ハイテーブルからの眺め
フェローは今日も大忙し
カレッジとチャペル
ケンブリッジの女性たち
カレッジのスタッフ
オックスフォード対ケンブリッジ
ケンブリッジ散策
「ローラ・スペンス事件」
ギャップ・イヤー
シェイクスピアが消えた?
「学問」は生き残れるか?
ケンブリッジの夏

著者等紹介

川上あかね[カワカミアカネ]
1970年東京生まれ。ナイロビ、ローマ、東京のインターナショナル・スクールに学び、17歳でオックスフォード大学に入学。現代フランス文学を専攻し、’96年に博士号を取得。大学院博士課程在籍中の’95年より5年間、ケンブリッジ大学モードリン・カレッジの仏文専任講師として教鞭をとる。著書にオックスフォード大学の学生生活を生き生きと綴った『わたしのオックスフォード』(晶文社刊)、そして“A Self‐Conscious Art:Patrick Modiano’s postmodern Fictions”(Liverpool University Press刊)がある。現・英ウォリック大学仏文専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

timeturner

5
オックスフォードの学生としての視点で書いた前作に対して、こちらはケンブリッジの講師&フェロー、教師としての視点で書かれていて、両校の共通点や違いだけでなく、英国の教育制度について興味深い話がたくさんあった。2020/12/27

Charlie

2
典型的イギリス名門校の教師側からの体験というのは非常に興味深く楽しんだ。前作の学生としてのオックスフォードの話も私の網から漏れていたので是非読みたい。2015/12/06

すまこ

1
いやーおもしろかった。2011/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/278753
  • ご注意事項

最近チェックした商品