内容説明
若だんなと妖たちが、不幸のどん底に!?於りんと、兄やの仁吉も剣呑なことに巻き込まれたってぇ!ぎょべ~一体誰の仕業なの?若だんなは大事な人たちを守れるのか―。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース・イラスト科卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
188
しゃばけシリーズ18弾。てんげんつうとは千里眼のこと。普通の人がその力を持ったら何に使うでしょうね?相変わらずの若だんなだけれど、それでも成長してるね。於りんちゃんとはいつになったら・・(笑)仁吉兄や推しの私ですから、登場するだけで嬉しいです。2019/08/18
雅
139
いつになく若旦那が感情的。お馴染みの妖達や人間達もみんな登場でアレコレ忙しい。ほのぼのでマッタリないつも通りのシリーズ。まだまだ続いて欲しいな2020/06/02
初美マリン
125
妖の世界が、どんどん複雑になっていく2019/11/16
のっち♬
107
短編5篇。これまでと比べて一貫したモチーフが明確化されていないが、若だんなが懲りずに無茶をする描写が増えたのが特色。『てんぐさらい』では、仁吉の気が経っている様子を行動だけで表現する点が流石だ。『たたりつぎ』は娑婆気満載な話、寛朝も自己中心的だが憎めないキャラに描かれている。『恋の闇』は山姥の山帰りと若者たちの結婚成就のコントラストが印象的。現代的なアイデンティティ問題を扱う表題作は河童や猫又が登場する賑やかな回、若だんなは久々のアクションシーン。『くりかえし』は桜と夢の恒例行事。虫嫌いにはまさに悪夢だ。2024/08/22
あっか
102
しゃばけシリーズ最新刊、第18弾。今回も妖と一緒にお江戸のバタバタ劇全5編。毎回そうですが、「ん?何?」と思わせるけどきちんと意味があって音感が良いタイトル付けが面白くてお上手だなあ。今巻は於りんちゃんとなんやかんやありつつも大局的に何か話が進んだ訳ではないですが、仁吉のお姫様抱っこ(←脳内補完w)と赤面シーンだけでも読む価値あり!(≧∇≦)2019/10/10