出版社内容情報
いつも大賑わいの長崎屋に、史上最高の千客万来!? 大人気「しゃばけ」シリーズ第十弾は、新キャラクターがてんこもり! 全話に「レシピ」も付いてます!
内容説明
身体は弱いが知恵に溢れる若だんなが大忙し。頼れるようでどこかズレてる妖たちも仰天するほど千客万来。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース・イラスト科卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
180
『ゆんでめて』で歩まなかった馬手が微妙に影響「こいしくて」善きかな男友達・栄吉の《一太郎は、逝くなよ》「あましょう」 前作『ゆんでめて』で戸惑った反面、畠中さんの意欲的挑戦感じたのですが本作ではオーソドックススタイルに。微妙な物足りなさ?補って余りある鳴家を模した稲荷寿司(表紙・著者名横の鳴家が抱いてる・やなりいなり)が強烈に可愛いくてきゅわわー。表題作扉絵では海苔を使って稲荷寿司に顔を入れる鳴家が。さらに内表紙には箱詰めされた《鳴家稲荷》9個に混じった鳴家一匹。柴田ゆうさん描く鳴家に轟沈です。2011/09/04
ドナルド@灯れ松明の火
178
久しぶりにシリーズを読んだせいかもしれないが、ややマンネリ化っぽいかも。若だんなは出かけられないのだから、必然的に事件の起きる範囲は狭まるんだよな。でも「長崎屋のたまご」と「あましょう」は良かった。あましょうは切なかった。若だんなを少し元気にして江戸市内を歩きまわらせたら、事件が起きやすくもう少し続けられるかも。2012/01/15
パフちゃん@かのん変更
159
長崎屋特製?のおいしい食べ物のレシピが各章の冒頭についています。それはいいのだけれど、しゃばけシリーズ10作目もう慣れてきたというか飽きてきたというか大きな展開はなかった。最後の「あましょう」が切なかったが。2012/07/14
くりきんとん99
152
もう10年なんですね。私が読み始めたのはこの6年くらい。あっという間ですね。相変わらずのほんわかした雰囲気で、ホッとするシリーズ。今回は、その話の中に出てくる料理のレシピつき。「きっちんぺーぱーでも大丈夫」と書かれているところは笑ってしまいました。ほんわかする短編集でしたが、ラストの「あましょう」は、悲しいお話でした。2011/08/10
ヒロ@いつも心に太陽を!
150
今回はせつない話が多かった。前作の『ゆんでめて』を否応なしに思い出させる名前がちらほら出てきて彼らに縁談がまとまったなんていうから「若旦那の恋はやはり実らないのかしらん」とちょっぴり胸が痛くなったり。本人達は覚えていないんだけどね。もうそろそろ若旦那にもよいお話があってもいいのではないかい?近頃大きな盛り上がりには欠けるものの、私には安心して楽しめるしゃばけシリーズ。今回は各話冒頭のレシピに笑ってしまった。家鳴は六十を数えるのが限界かな?数えることに飽きちゃうのかもね(*^m^*)☆2012/02/18